上野日記

自分が主人公の小さな物語

読書

浅倉秋成の『六人の嘘つきな大学生』を読んだ

朝倉秋成の『六人の嘘つきな大学生』を読んだ。2021年にKADOKAWAより刊行された長編ミステリ小説だ。2024年11月に映画(浜辺美波、赤楚衛二)が公開された。以下の概要はAmazonより引用: 成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考…

宮部みゆきの『蒲生邸事件』を読んだ

宮部みゆきの『蒲生邸事件』を読んだ。1996年に毎日新聞社より刊行された長編小説だ。1998年にいしだ壱成主演でドラマが放送されたらしい。以下の概要はAmazonより引用: 一九九四年、予備校受験のために上京した受験生の尾崎孝史だったが、二月二十六日未明…

東野圭吾の『クスノキの女神』を読んだ

東野圭吾の『クスノキの女神』を読んだ。2024年6月に実業之日本社より刊行された長編小説で、2020年に読んだ『クスノキの番人』の続編である。以下の概要はAmazonより引用: 神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大…

万城目学の『ホルモー六景』を読んだ

万城目学の『ホルモー六景』を読んだ。2007年に角川書店から刊行された、6編の短編小説集だ。「プロローグ」「第一景・鴨川(小)ホルモー」「第二景・ローマ風の休日」「第三景・もっちゃん」「第四景・同志社大学黄龍陣」「第五景・丸の内サミット」「第六…

万城目学の『鹿男おをによし』を読んだ

万城目学の『鹿男あをによし』を読んだ。2007年に幻冬舎より刊行された、長編ファンタジー小説だ。2008年には玉木宏主演でドラマが放送された。残念ながら観ていないが…。以下の概要はAmazonより引用: 「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」。二学期限定で奈…

中山七里の『秋山善吉工務店』を読んだ

中山七里の『秋山善吉工務店』を読んだ。2017年に光文社より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより引用: 「爺っちゃん、あんた一体何者なんだ?」「ただの大工だ」極上の人情ミステリー。 火災で家と主を失った秋山家。残された妻子は亡き夫の実家「…

滝本竜彦の『NHKにようこそ!』を読んだ

滝本竜彦の『NHKにようこそ!』を読んだ。2002年に角川書店より刊行された長編小説だ。Wikipediaによるとジャンルは「青春小説」らしい。以下の概要はAmazonより引用: ウワサのノンストップひきこもりアクション小説、登場!ひきこもりの大ベテラン佐藤は気づ…

中山七里の『闘う君の唄を』を読んだ

中山七里の『戦う君の唄を』を読んだ。2015年に朝日新聞出版より刊行された長編小説だ。中島みゆきの「ファイト!」に着想を得て書いた小説で、題名と章題は歌詞からとられている。以下の概要はAmazonより引用: 埼玉県の片田舎・神室町に幼稚園教諭として赴…

東野圭吾の『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』を読んだ

東野圭吾の『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』を読んだ。2024年1月に光文社より刊行された、ブラック・ショーマンシリーズ第2弾の連作短編集だ。「トラップハンド」、「リノベの女」、「マボロシの女」、「相続人を宿す女」、「続・リノベの女」、…

米澤穂信の『追想五断章』を読んだ

米澤穂信の『追想五断章』を読んだ。2009年に集英社より刊行された長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより引用: 大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光(すごう よしみつ)は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語(リドルストー…

綾辻行人の『十角館の殺人』を読んだ

綾辻行人の『十角館の殺人』を読んだ。1987年に講談社より刊行された長編推理小説だ。「館シリーズ」の第1弾となる。2024年3月よりHuluでドラマが放送されているらしい。観てみたい。以下の概要はAmazonより引用: 半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島…

黒柳徹子の『トットチャンネル』を読んだ

黒柳徹子の『トットチャンネル』を読んだ。1984年に新潮社より刊行された自伝エッセイだ。以下の概要はAmazonより引用: いいお母さんになるやりかた、教えてくれるかも知しれない──そうして、一人の少女はNHK専属テレビ女優第1号となり、放送の世界に飛び込…

中山七里の『護られなかった者たちへ』を読んだ

中山七里の『護られなかった者たちへ』を読んだ。2018年にNHK出版より刊行された長編推理小説で、宮城県警シリーズ第1弾だ。2021年には佐藤健主演で映画化公開され、第45回日本アカデミー賞優秀作品賞をはじめとした多数の部門優秀賞を受賞したらしい。以下…

中山七里の『総理にされた男』を読んだ

中山七里の『総理にされた男』を読んだ。2015年にNHK出版より刊行された長編小説だ。Wikipediaによるとポリティカル・エンターテインメント小説に分類されるらしい。以下の概要はAmazonより引用: 「しばらくの間でいい。総理の替え玉をやってくれませんか」…

凪良ゆうの『汝、星のごとく』を読んだ

凪良ゆうの『汝、星のごとく』を読んだ。2022年に講談社から刊行され、第20回本屋大賞を受賞した長編小説だ。以下の概要は図書館の内容紹介より引用: 風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。心に…

東野圭吾の『あなたが誰かを殺した』を読んだ

東野圭吾の『あなたが誰かを殺した』を読んだ。2023年に講談社より刊行された加賀恭一郎シリーズ第12作の長編推理小説だ。9月に図書館に予約しようやく読むことができた。以下の概要はAmazonより引用: 閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。愛する家族が奪わ…

伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』を読んだ

伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』を読んだ。2018年に実業之日本社より刊行された、長編小説だ。以下の概要はAmazonより引用: 伊坂幸太郎史上もっとも切なく、でも、あたたかい。 僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。双子の兄弟が織り…

小坂流加の『余命10年』を読んだ

小坂流加の『余命10年』を読んだ。2007年に文芸社より刊行された長編小説だ。2017年には闘病シーンが大幅に加筆・修正された文庫版が刊行された。2022年には小松菜奈と坂口健太郎の主演だ映画が公開され、2023/10/20にテレビ放送された。これで録画をようや…

山本周五郎の『季節のない街』を読んだ

山本周五郎の『季節の毎街』を読んだ。1962年に文藝春秋より刊行された、長編小説(連作短編集?)だ。読んだのは青空文庫版である。2023年版のドラマがDisny+で配信されているのを見かけ、調べたら企画・脚本・監督が宮藤官九郎なのできっと面白いに違いな…

米澤穂信の『黒牢城』を読んだ

米澤穂信の『黒牢城』を読んだ。2021年に角川書店より刊行され、第12回山田風太郎賞(2021)、第166回直木三十五賞(2022)、その他ミステリー関連の賞を総なめした、長編時代ミステリー小説だ。以下の概要はAmazonより引用: 本能寺の変より四年前、天正六年の…

東野圭吾の『レイクサイド』を読んだ

東野圭吾の『レイクサイド』を読んだ。2002年に実業之日本社より刊行された長編ミステリー小説で、2005年に映画「レイクサイド マーダーケース」とし公開された。以下の概要はAmazonより引用: 妻は言った。「あたしが殺したのよ」―湖畔の別荘には、夫の愛人…

カズオ・イシグロの『日の名残り』を読んだ

カズオ・イシグロの『日の名残り』を読んだ。1989年刊行の長編小説で、日本では1990年に中央公論社より日本語訳が発行された。以下の概要はAmazonより引用: 短い旅に出た老執事が、美しい田園風景のなか古き佳き時代を回想する。長年仕えた卿への敬慕、執事…

水上勉の『雁の寺』を読んだ

水上勉の『雁の寺』を読んだ。1961年に別冊文藝春秋に掲載され、同年第45回直木賞を受賞した小説で、第一部の「雁の寺」に続く「雁の村」、「雁の森」、「雁の死」を加筆して文庫として1974年に出版された。映画化(1962、若尾文子)やテレビドラマ化(1989、か…

小林泰三の『玩具修理者』を読んだ

小林泰三の『玩具修理者』を読んだ。1996年に角川文庫より刊行され、発行前に第2回(1995年)日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した短編小説集だ。表題作の「玩具修理者」と「酔歩する男」の2篇が収録されている。「玩具修理者」は2002年に映画化(田中麗奈・忍…

薬丸岳の『誓約』を読んだ

薬丸岳の『誓約』を読んだ。2015年に幻冬舎より刊行された長編ミステリー小説だ。以下の概要は幻冬舎の書籍ページより引用: 一度罪を犯したら、人はやり直すことはできないのだろうかーー。罪とは何か、償いとは何かを問いかける究極の長編ミステリー。 捨…

村上春樹の『街とその不確かな壁』を読んだ

村上春樹のの『街とその不確かな壁』を読んだ。2023年4月に新潮社より刊行された長編小説だ。 以下の概要はAmazonより引用: 村上春樹、6年ぶりの最新長編1200枚、待望の刊行! その街に行かなくてはならない。なにがあろうと――〈古い夢〉が奥まった書庫で…

岡嶋二人の『クラインの壺』を読んだ

岡嶋二人の『クラインの壺』を読んだ。1989年に新潮社より刊行された長編ミステリー小説だ。以下の概要はAmazonより: ゲームブックの原作募集に応募したことがきっかけでヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることになった青年、上…

米澤穂信の『折れた竜骨』を読んだ

米澤穂信の『折れた竜骨』を読んだ。2010年に東京創元社より刊行された本格推理小説で、2011年に第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞した。以下はAmazonより: ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島…

青山文平の『つまをめとらば』を読んだ

青山文平の『つまをめとらば』を読んだ。2015年に文藝春秋より刊行され、第154回(2016年)直木賞を受賞した短編の時代小説集で、「ひともうらやむ」、「つゆかせぎ」、「乳付(ちつけ)」、「ひと夏」、「逢対(あいたい)」、「つまをめとらば」の6篇が収…

宮部みゆきの『レベル7』を読んだ

宮部みゆきの『レベル7』を読んだ。1990年に新潮社より刊行された長編サスペンス小説だ。1994年(浅野ゆう子、風間トオル)と2012年(玉木宏、杏)にドラマが放送されたらしいが、多分どちらも観ていないと思う。以下はAmazonより: レベル7まで行ったら戻…

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