上野日記

自分が主人公の小さな物語

凪良ゆうの『汝、星のごとく』を読んだ

凪良ゆうの『汝、星のごとく』を読んだ。2022年に講談社から刊行され、第20回本屋大賞を受賞した長編小説だ。

以下の概要は図書館の内容紹介より引用:

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。心に孤独と欠落を抱えた2人は、惹かれ合い、すれ違い、成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

高校生の頃から付き合い始めるも、二人共親に翻弄される。女性は島に残り、男性は東京で漫画原作者として成功する。ただ、些細なことですれ違いが起こり分かれることになった。それでも、二人の心にはそれぞれの思いが染み付いていた。

本屋大賞という情報だけで読み始めたが、途中でひょっとして恋愛小説ぽいなと感じ始め、苦手なので読むのをやめようかとも思ったが、結末が気になり読み進める。最後は泣きそうになり、切なさが残った。さすがは本屋大賞、なかなか面白かった。





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