上野日記

自分が主人公の小さな物語

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大江健三郎の『奇妙な仕事・死者の奢り』を読んだ

大江健三郎の『奇妙な仕事・死者の奢り』を読んだ。以下の短編を収録した本で1985年に「日本の文学86」としてほるぷ出版より発行された。 奇妙な仕事 (1957年5月『東京大学新聞』) 東大の五月祭賞受賞作 死者の奢り (1957年7月『文学界』) 学生作家としての…

庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んだ

庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』を読んだ。1969年に中央公論から刊行され、同年に第61回芥川賞を受賞した小説だ。ベストセラーとなり1970年に映画化もされた。図書館で借りてきたこの本は1973年初版2002年改版の文庫本だ。作者の「四半世紀たってのあと…

村上春樹の『アフターダーク』を読んだ

村上春樹の『アフターダーク』を読んだ。2004年に講談社より刊行された書き下ろしの長編小説だ。「2005年にロシア語訳、2006年にドイツ語訳、2007年には英訳版が出版された」らしい。ある日の夜中(23時56分)から明けて朝方(6時52分過ぎ)までの一晩のいろんな…

村上春樹の『国境の南、太陽の西』を読んだ

村上春樹の『国境の南、太陽の西』を読んだ。1992年に講談社から刊行された長編小説だ。「『ねじまき鳥クロニクル』を執筆し、第1稿を推敲する際に削った部分が元になり、そこに更に加筆する形で書かれている」らしい。主人公<僕>の幼少期から37歳までの話…

東野圭吾の『夜明けの街で』を読んだ

東野圭吾の『夜明けの街で』を読んだ。2007年角川書店より刊行された推理小説だ。『野生時代』の2004年9月号から2007年4月号に連載され、2006年2月号に番外編が掲載された。「2011年に若松節朗監督、岸谷五朗・深田恭子主演で映画化が決定している」らしい。…

うまかっちゃん 熊本火の国流とんこつ

ダイエーに行ったら3種類の「うまかっちゃん」が売られていた。普通の「うまかっちゃん」と「鹿児島黒豚とんこつ」と「うまかっちゃん 熊本火の国流とんこつ 香ばしにんにく風味」で、熊本火の国流は食べたことがなかったので、早速買ってきた。そういえば「…

ランタンに変身

昨日買ってきたライトは懐中電灯としては十分威力を発揮するのだが、「3集光レンズ」のためか灯りにむらがあるので本を読みづらい。今日は夕方から計画停電があり、日が暮れると真っ暗になった。ティッシュを筒状にして灯りの先につけるとランタン見たいにな…

ライトを買ってきた

今日の計画停電(第3グループ)は夜(18:20〜22:00)の予定なので、ライトかランタンを探してきた。どうせだったらラジオ・ライト・ランタン・手回し発電機能付きがよい。きっとどこも売り切れているだろうから横浜まで出ようかとも考えたが、電車は間引き運転し…

パン・ラーメンが消えたけど

大地震の翌日、開店間もないダイエー戸塚店に行ったら、ものすごい人だった。「一の市」、「木曜特売日」、「OMC優待デー」は食品が安くなるので人も多くレジが混むのだが、それを遥かにしのぐ人出だった。レジの待ち行列の最後尾がこれほど後ろになるのは見…

山崎ナオコーラの『人のセックスを笑うな』を読んだ

山崎ナオコーラの『人のセックスを笑うな』を読んだ。2004年に河出書房新社から刊行されたもので、第41回文藝賞を受賞した小説だ。2007年(2008年公開)には、松山ケンイチ・永作博美・蒼井優・忍成修吾出演による映画化もされている。美術専門学校の19歳の青…

村上春樹の『東京奇譚集』を読んだ

村上春樹の『東京奇譚集』を読んだ。2005年新潮社より刊行された、短編小説集だ。「偶然の旅人(2005年『新潮』3月号)」、「ハナレイ・ベイ(2005年『新潮』4月号)」、「どこであれそれが見つかりそうな場所で(2005年『新潮』5月号)」、「日々移動する腎臓のか…

綿矢りさの『夢を与える』を読んだ

綿矢りさの『夢を与える』を読んだ。芥川賞『蹴りたい背中』から3年半ぶりの2007年に河出書房新社から刊行された長編小説だ。『蹴りたい背中』の100万部超には見劣りするが、18万部売れたらしい。美少女で幼児期に通販雑誌のモデル、小中学校からチーズ会社…

大地震発生

啓蟄はとっくに過ぎたのに朝はとても寒い。それでも、午後からは暖かい日差しに包まれぽかぽか陽気になった。録画していた「笑っていいとも!」も見終わったし、そろそろ晩飯でも買いに行くかとダイエー戸塚店にブラブラと向かった。金曜日は特売日でもない…

坂上二郎さん逝く

また、昭和の名コメディアン坂上二郎さんが亡くなった。名俳優と言って良い。欽ちゃんとの「コント55号」のコントや番組は子供の頃よく見ていた。特に「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」や「コント55号のなんでそうなるの?」はよく見ていた。「――ぶっと…

「SECURITY SHOW 2011」に行ってきた

「SECURITY SHOW 2011」に行ってきた。 日時:2011年3月8日(火)〜11日(金) 会場:東京国際展示場「東京ビッグサイト」 東2・3ホール 主催:日本経済新聞社 後援:警察庁、情報処理推進機構、日本商工会議所、全国商工会連合会、米国大使館商務部 協力:テレ…

重松清の『きよしこ』を読んだ

重松清の『きよしこ』を読んだ。2002年に新潮社から刊行された、作者自身をモデルにした小説だ。作者は、吃音症(きつおんしょう、どもり)で、「カ」行の発音が苦手だったらしく、自分の名前「清」についても発音するのに苦労したらしい。本小説は、吃音症に…

「クラウドネットワークシンポジウム2011」に行ってきた

「クラウドネットワークシンポジウム2011 〜『クラウドサービスを支える高信頼・省電力ネットワーク制御技術の研究開発』の可能性〜」に行ってきた。 日時:2011年3月7日(月) 13:00〜17:30 会場:THE GRAND HALL 品川グランドセントラルタワー 3F 主催:「ク…

啓蟄

今日は、二十四節季の「啓蟄」だった。「大地が温まり冬眠をしていた虫たちが穴から出る頃」の季節らしい。でも、まだ寒い。明日の天気予報では、気温が12℃も低くなり、霙が降るらしい。ま、この時期の天気に一喜一憂しても仕方ないけど、あぁ春はまだ遠いな…

スキンヘッド

去年の夏だったか、あまりにも暑かったのでスキンヘッドにしてみた。坊主頭にして2年ぐらいになるので、これをスキンヘッドにしたらどうなるだろうかという単純な思い付きだった。しかも、バリカンで3mmにカットした後だったので、二度手間になるのだが、そ…

リリー・フランキーの『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を読んだ

リリー・フランキーの『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を読んだ。2005年に扶桑社から刊行され、200万部を超す大ベストセラーになった小説だ。2006年には単発ドラマ化(大泉洋・田中裕子・蟹江敬三・広末涼子)、2007年には連続ドラマ化(速水も…

「Cloud Days Tokyo 2011」に行ってきた

「Cloud Days Tokyo 2011」に行ってきた。場所は六本木の東京ミッドタウンで、先日行ったのヒルズの逆側だ。 日時:2011年3月2日(水)〜3日(木) 10:00〜18:00 会場:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス 主催:日経BP社 写真一覧は以下をクリック(Pisca…

不思議な電子音

ふと気付くとどこか遠くから「ピッ」という電子音が聞こえてくる。目覚まし時計のような連続音ではない。……「ピッ」。30秒か1分間隔で1音「ピッ」と規則正しくなっている。……「ピッ」。うるさくはない。小さな音だ。……「ピッ」。ま、いいか。……「ピッ」。で…

遠藤周作の『沈黙』を読んだ

遠藤周作の『沈黙』を読んだ。1966年に新潮社から刊行され、同年第2回谷崎潤一郎賞を受賞した歴史小説(17世紀の日本の史実・歴史文書に基づいた創作)だ。先日読んだ『海と毒薬』と同様に遠藤周作の代表作に挙げられている。私が図書館から借りてきた本は、19…

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