上野日記

自分が主人公の小さな物語

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

重松清の『ナイフ』を読んだ

重松清の『ナイフ』を読んだ。1997年に新潮社より刊行され、1998年に第14回坪田譲治文学賞を受賞した短編小説である。他に「ワニとハブとひょうたん池で」、「キャッチボール日和」、「エビスくん」、「ビタースィート・ホーム」が収録されている。学校のい…

五木寛之の『親鸞』<上>を読んだ

五木寛之の『親鸞』<上>を読んだ。2009年に講談社より刊行され、2010年には第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞した長編小説だ。いつかは読みたいと思っていた本で、図書館をうろついていたら上巻を見つけ早速借りてきた。下巻は予約中(待ち数12)だ。Wikiped…

伊坂幸太郎の『砂漠』を読んだ

伊坂幸太郎の『砂漠』を読んだ。2005年に 実業之日本社(本書は 2008年の Jノベル・コレクション)より刊行され、2006年の直木賞候補となった青春小説だ。大学の同じ学部に入学した男女5人が大学生活の中で成長していく姿を描いている。飲み会、合コン、ボーリ…

吉田修一の『7月24日通り』を読んだ

吉田修一の『7月24日通り』を読んだ。2004年に新潮社より刊行された小説で、2006年には大沢たかお・中谷美紀のW主演で『7月24日通りのクリスマス』と題して映画が公開された。長崎で平凡なOL生活を送る主人公は、長崎の街をポルトガルのリスボンに置き換えて…

伊坂幸太郎の『重力ピエロ』を読んだ

伊坂幸太郎の『重力ピエロ』を読んだ。2003年に新潮社より刊行され、第129回直木賞候補、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位、となった長編ミステリー小説だ。2009年…

伊坂幸太郎の『フィッシュストーリー』を読んだ

伊坂幸太郎の『フィッシュストーリー』を読んだ。2007年に新潮社より刊行された短編集で、「動物園のエンジン」、「サクリファイス」「フィッシュストーリー」、「ポテチ」が収録されている。「フィッシュストーリー」は2009年に伊藤淳史・多部未華子出演に…

重松清の『ビタミンF』を読んだ

重松清の『ビタミンF』を読んだ。2000年に新潮社より刊行され、第124回直木賞を受賞した短編小説集だ。私が読んだのは文庫版(新潮文庫)だ。図書館から借りたのではなく、久しぶりに書店で買ってきた。全編とも2000年頃に『小説新潮』に掲載されてもので、「…

伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を読んだ

伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を読んだ。2007年に新潮社より刊行され、2008年に本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞した書き下ろしの長編小説で、2010年には堺雅人・竹内結子出演による映画が公開された。仙台市で爆弾を積んだリモコンのヘリコプタ…

星野智幸の『俺俺』を読んだ

星野智幸の『俺俺』を読んだ。2010年に新潮社より刊行され、2011年に大江健三郎賞を受賞した小説だ。5月に大江健三郎賞の発表があり即図書館に予約した。その時の予約数は59で、約3か月待ちで漸く読むことができた。以下は、新潮社のWEBページの紹介文だ。 …

© 2002-2024 Shuichi Ueno