上野日記

自分が主人公の小さな物語

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

湊かなえの『贖罪』を読んだ

湊かなえの『贖罪』を読んだ。2009年に東京創元社から刊行された、章毎に主人公が変わる独白形式の連作短編小説だ。2012年1月にWOWOWにて小泉今日子・蒼井優・小池栄子・池脇千鶴出演でドラマが放送予定らしい。

池井戸潤の『オレたち花のバブル組』を読んだ

池井戸潤の『オレたち花のバブル組』を読んだ。2008年に文藝春秋から刊行され、第22回山本周五郎賞候補になった金融小説だ。本書は、オレバブシリーズの第2弾だ。第1弾の『オレたちバブル入行組』を先に読むつもりでいたが、たまたま図書館で見つけ、これを…

湊かなえの『少女』を読んだ

湊かなえの『少女』を読んだ。2009年に早川書房から刊行され、『告白』に次ぐ著者2作目の書き下ろし小説だ。「ヒューマンミステリーに位置付けされている」らしい。主人公は高校2年の<由紀>と<敦子>の親友同士の二人だ。二人は、夏休み前に転入してきた…

池井戸潤の『空飛ぶタイヤ』を読んだ

池井戸潤の『空飛ぶタイヤ』を読んだ。2006年に実業之日本社から刊行され、2007年に吉川英治文学新人賞候補および第136回直木三十五賞候補になった長編経済小説だ。2009年にはWOWOWで仲村トオル主演によるドラマが放送されたらしい。本小説は、2002年に発生…

三浦しをんの『まほろ駅前番外地』を読んだ

三浦しをんの『まほろ駅前番外地』を読んだ。2009年に文藝春秋より刊行された連作短編集で、第135回直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』の番外編(続編)のようなものだ。また「まほろ駅前狂騒曲」が週刊文春2010年10月28日号から連載中らしい。

ボージョレ・ヌーボー解禁

今日はボージョレ・ヌーボーの解禁日。早速ダイエーで買ってきた。フランスからはるばるやってきたボージョレ達は華やかなラベルとキャップに着飾り、全員こちらを向き、そして肩を寄せ合い「気をつけ」をしているみたいに陳列棚で綺麗に整列していた。私に…

伊坂幸太郎の『死神の精度』を読んだ

伊坂幸太郎の『死神の精度』を読んだ。2005年に文藝春秋より刊行され、2004年の第57回日本推理作家協会賞短編部門受賞、2006年に第134回直木三十五賞候補、同年本屋大賞第3位になった連作短編集だ。「死神の精度」、「死神と藤田」、「吹雪に死神」、「恋愛…

吉田修一の『元職員』を読んだ

吉田修一の『元職員』を読んだ。2008年に講談社から刊行された吉田修一7年ぶりの書き下ろし小説だ。講談社の創業100周年(2009年)を記念した企画「書き下ろし100冊」のうちの一冊らしい。主人公は公社職員でたまった有給をとってタイ・バンコクに旅行に来た。…

村上春樹の『ねむり』を読んだ

村上春樹の『ねむり』を読んだ。2010年に新潮社より刊行された短編小説だ。最初は「文藝界」1989年11月号に掲載され、1990年の短編集『TVピープル』に「眠り」として収録されたものを全面的に改稿、文章的に「ヴァージョンアップ」し、オリジナル版と区別す…

村山斉の『宇宙は何でできているか』を読んだ

村山斉の『宇宙はなにでできているか』を読んだ。「素粒子物理学で解く宇宙の謎」という副題がついている。2010年に幻冬舎から刊行された入門書だ。内容は、 物質を作る最小単位の粒子である素粒子。誕生直後の宇宙は、素粒子が原子にならない状態でバラバラ…

角田光代の『八日目の蝉』を読んだ

角田光代の『八日目の蝉』を読んだ。2007年に中央公論新社より刊行され、同年第2回中央公論文芸賞を受賞した小説だ。2010年にはNHK総合にて檀れい・北乃きい出演でドラマ化、2011年には井上真央・永作博美出演で映画化された。この小説は映画の宣伝で知り、…

池井戸潤の『鉄の骨』を読んだ

池井戸潤の『鉄の骨』を読んだ。2009年に講談社から刊行され、第142回直木賞候補となり、2010年には第31回吉川英治文学新人賞を『天地明察』と同時に受賞した長編小説だ。また、2010年にはNHKで小池徹平主演によるドラマが放送された。今年3月にはその再放送…

10月の読書メーター

読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3231ページ ナイス数:602ナイス

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