上野日記

自分が主人公の小さな物語

村上春樹の『一人称単数』を読んだ

村上春樹の『一人称単数』を読んだ。2020年に文藝春秋より刊行された短編小説集で、「石のまくらに」、「クリーム」、「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」、「ウィズ・ザ・ビートルズ with the Beatles」、「『ヤクルト・スワローズ詩集』」、「感謝祭(carnival)」、「品川猿の告白」、「一人称単数」の8篇が収録されている。

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以下Amazonより引用:

6年ぶりに放たれる、8作からなる短篇小説集
「一人称単数」とは世界のひとかけらを切り取る「単眼」のことだ。しかしその切り口が増えていけばいくほど、「単眼」はきりなく絡み合った「複眼」となる。そしてそこでは、私はもう私でなくなり、僕はもう僕でなくなっていく。そして、そう、あなたはもうあなたでなくなっていく。そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 「一人称単数」の世界にようこそ。

石のまくらに:学生時代に一度寝た女性。顔も名前も思い出せないが、彼女が書いた短歌集だけが手元に残っている

クリーム:昔の知り合い(女性)からリサイタルの招待状をもらい、その会場に行ったがリサイタルは行われていなかった。公園で不思議な老人に出会う。

チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ:学生の頃に書いた架空の音楽評論。それにまつわる不思議な話…。

ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles:高校の頃に付き合っていた彼女とその兄の話。18年ぶりにその兄と偶然にであい、彼女が自殺したことを知らされた。

「ヤクルト・スワローズ詩集」:スワローズファンである村上春樹氏自信の詩集と思い出のようなエッセイのような話。

謝肉祭(Carnaval):醜い女性とシューマンの謝肉祭を語り合った思い出の話。

品川猿の告白:群馬の温泉旅館で出会った言葉を話す猿(品川猿)の不思議な話。好きになった女性の名前を盗む能力がある。10年前に読んだ『東京奇譚集』と同じ猿なんだろうか…。

一人称単数:やることもない暇な日に久しぶりにスーツを着てバーで酒を飲み、読書をしていたら、隣りにいた見知らぬ女性に絡まれた。なんか不思議な話だ…。

どれも不思議な話だ。どう評価すればいいのかわからない。やっぱり私には合わないのかな。




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