上野日記

自分が主人公の小さな物語

自転車:北鎌倉をめざして

2ヶ月ぶりの自転車だ。昨日パンクした後輪のチューブを入れ替えたので、早速試し乗りついでに前回断念した北鎌倉をめざした。素晴らしい秋晴れで風がとても気持ちよかった。夏の間頑張ったウォーキングのおかげか、腰が痛くならなかったのは良かったが、や…

角田光代の『私はあなたの記憶のなかに』を読んだ

角田光代の『私はあなたの記憶のなかに』を読んだ。2018年に小学館より刊行された短編小説集で、「父とガムと彼女」、「猫男」、「神さまのタクシー」、「水曜日の恋人」、「空のクロール」、「おかえりなさい」、「地上発、宇宙経由」、「私はあなたの記憶…

久しぶりの自転車

前回は昨年10月だったので、約9ヶ月ぶりの自転車だ。北鎌倉をめざしたのだが途中であきらめ、大船あたりで引き返してしまった。毎朝ウォーキングをしているのに、まだまだ体力は不足しているようだ。【本日の記録】 走行距離:14.57km、平均速度:14.1km/h、…

筒井康隆の『時をかける少女』を読んだ

筒井康隆のの『時をかける少女』を読んだ。1967年に鶴書房より刊行されたSF小説だ。読んだのは2006年に角川文庫より刊行された「時をかける少女 〈新装版〉」である。他に「悪夢の真相」、「果てしなき多元宇宙」が併録されている。以下の概要はAmazonより引…

染井為人の『正体』を読んだ

染井為人の『正体』を読んだ。2020年に光文社より刊行された長編サスペンス小説だ。2022年にテレビドラマ化(亀梨和也)され、2024年に映画版(横浜流星)が公開された。以下の概要はAmazonより引用: 埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受け…

湊かなえの『リバース』を読んだ

湊かなえの『リバース』を読んだ。2015年に講談社より刊行された長編ミステリ小説だ。2017年にTBSでドラマ(藤原竜也)が放送されたらしいが、全く記憶にないので見ていないのだろう。以下の概要はAmazonより引用: 深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣…

宮島未奈の『成瀬は信じた道をいく』を読んだ

宮島未奈の『成瀬は信じた道をいく』を読んだ。2024年に新潮社より刊行された連作短編集で、「ときめきっ子タイム」、「成瀬慶彦の憂鬱」、「やめたいクレーマー」、「コンビーフはうまい」、「探さないでください」の5編が収録された「成瀬シリーズ」の第2…

宮島未奈の『成瀬は天下を取りにいく』を読んだ

宮島未奈の『成瀬は天下を取りにいく』を読んだ。2023年に新潮社より刊行された連作短編集で、「ありがとう西武大津店」、「膳所から来ました」、「階段は走らない」、「線がつながる」、「レッツゴーミシガン」、「ときめき江州音頭」の6編が収録されている…

中山七里の『境界線』を読んだ

中山七里の『境界線』を読んだ。2020年にNHK出版より刊行された長編推理小説で、宮城県警シリーズの2作目で、前作は昨年読んだ『護られなかった者たちへ』である。以下の概要はAmazonより引用: 女性の遺体が発見された。身分証から、七年前の東日本大震災…

東野圭吾の『架空犯』を読んだ

東野圭吾の『架空犯』を読んだ。2024年に幻冬舎より刊行された長編推理小説だ。4年前に読んだ『白鳥とコウモリ』の続編である。以下の概要はAmazonより引用: 焼け落ちた屋敷から見つかったのは、都議会議員と元女優夫婦の遺体だった。華やかな人生を送って…

村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』を読んだ

村上春樹の『神の子どもたちはみな踊る』を読んだ。2000年に新潮社より刊行された短編小説集である。「UFOが釧路に降りる」、「アイロンのある風景」、「神の子どもたちはみな踊る」、「タイランド」、「かえるくん、東京を救う」、「蜂蜜パイ」の6編が収録…

青崎有吾の『地雷グリコ』を読んだ

青崎有吾の『地雷グリコ』を読んだ。2023年にKADOKAWAより刊行された連作短編ミステリ小説だ。「地雷グリコ」、「坊主衰弱」、「自由律ジャンケン」、「だるまさんがかぞえた」、「フォールーム・ポーカー」の5篇が収録されている。第24回本格ミステリ大賞(…

角田光代の『空中庭園』を読んだ

角田光代の『空中庭園』を読んだ。2002年に文藝春秋より刊行された連作短編小説集だ。「ラブリーホーム」、「チョロQ」、「空中庭園」、「キルト」、「鍵つきドア」、「光の、闇の」の6編が収録されている。2003年、第3回婦人公論文芸賞を受賞し、第128回直…

初詣に行ってきた

あけましておめでとうございます今年の初詣は久しぶりの鶴岡八幡宮だ。なんと初詣は5年ぶりだけど、自転車では時々訪れていた。出発が少し遅れた(7時半頃)ためか、着いた頃は最後の階段のずっと手前から人だかりで、参拝までに30分以上も待たされた。来年…

横山秀夫の『顔 FACE』を読んだ

横山秀夫の『顔 FACE』を読んだ。2002年に徳間書店より刊行されたミステリ連作短編集だ。「魔女狩り」、「決別の春」、「疑惑のデッサン」、「共犯者」、「心の銃口」の5編(+プロローグとエピローグ)が収録されている。 以下の概要はAmazonより引用: 「…

浅倉秋成の『六人の嘘つきな大学生』を読んだ

朝倉秋成の『六人の嘘つきな大学生』を読んだ。2021年にKADOKAWAより刊行された長編ミステリ小説だ。2024年11月に映画(浜辺美波、赤楚衛二)が公開された。以下の概要はAmazonより引用: 成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考…

宮部みゆきの『蒲生邸事件』を読んだ

宮部みゆきの『蒲生邸事件』を読んだ。1996年に毎日新聞社より刊行された長編小説だ。1998年にいしだ壱成主演でドラマが放送されたらしい。以下の概要はAmazonより引用: 一九九四年、予備校受験のために上京した受験生の尾崎孝史だったが、二月二十六日未明…

自転車:江の島をめざして

10月というのにもう少しで真夏日という暑さ。1年3ヶ月ぶりに自転車に乗ってみた。昨年は徐々に体を慣らし距離を伸ばしていったが、今日はいきなり江の島を目指すことにした。これが間違いの元だったが…。5年ぶりの江の島だったが、少し様変わりしていたよう…

夕木春央の『サーカスから来た執達吏』を読んだ

夕木春央の『サーカスから来た執達吏』を読んだ。2021年に講談社より刊行された長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより引用: 「あたし、まえはサーカスにいたの」大正14年。莫大な借金をつくった樺谷子爵家に、晴海商事からの使いとしてサーカス出身の少女…

東野圭吾の『クスノキの女神』を読んだ

東野圭吾の『クスノキの女神』を読んだ。2024年6月に実業之日本社より刊行された長編小説で、2020年に読んだ『クスノキの番人』の続編である。以下の概要はAmazonより引用: 神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大…

万城目学の『ホルモー六景』を読んだ

万城目学の『ホルモー六景』を読んだ。2007年に角川書店から刊行された、6編の短編小説集だ。「プロローグ」「第一景・鴨川(小)ホルモー」「第二景・ローマ風の休日」「第三景・もっちゃん」「第四景・同志社大学黄龍陣」「第五景・丸の内サミット」「第六…

万城目学の『鹿男おをによし』を読んだ

万城目学の『鹿男あをによし』を読んだ。2007年に幻冬舎より刊行された、長編ファンタジー小説だ。2008年には玉木宏主演でドラマが放送された。残念ながら観ていないが…。以下の概要はAmazonより引用: 「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」。二学期限定で奈…

中山七里の『秋山善吉工務店』を読んだ

中山七里の『秋山善吉工務店』を読んだ。2017年に光文社より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより引用: 「爺っちゃん、あんた一体何者なんだ?」「ただの大工だ」極上の人情ミステリー。 火災で家と主を失った秋山家。残された妻子は亡き夫の実家「…

滝本竜彦の『NHKにようこそ!』を読んだ

滝本竜彦の『NHKにようこそ!』を読んだ。2002年に角川書店より刊行された長編小説だ。Wikipediaによるとジャンルは「青春小説」らしい。以下の概要はAmazonより引用: ウワサのノンストップひきこもりアクション小説、登場!ひきこもりの大ベテラン佐藤は気づ…

中山七里の『闘う君の唄を』を読んだ

中山七里の『戦う君の唄を』を読んだ。2015年に朝日新聞出版より刊行された長編小説だ。中島みゆきの「ファイト!」に着想を得て書いた小説で、題名と章題は歌詞からとられている。以下の概要はAmazonより引用: 埼玉県の片田舎・神室町に幼稚園教諭として赴…

東野圭吾の『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』を読んだ

東野圭吾の『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』を読んだ。2024年1月に光文社より刊行された、ブラック・ショーマンシリーズ第2弾の連作短編集だ。「トラップハンド」、「リノベの女」、「マボロシの女」、「相続人を宿す女」、「続・リノベの女」、…

米澤穂信の『追想五断章』を読んだ

米澤穂信の『追想五断章』を読んだ。2009年に集英社より刊行された長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより引用: 大学を休学し、伯父の古書店に居候する菅生芳光(すごう よしみつ)は、ある女性から、死んだ父親が書いた五つの「結末のない物語(リドルストー…

綾辻行人の『十角館の殺人』を読んだ

綾辻行人の『十角館の殺人』を読んだ。1987年に講談社より刊行された長編推理小説だ。「館シリーズ」の第1弾となる。2024年3月よりHuluでドラマが放送されているらしい。観てみたい。以下の概要はAmazonより引用: 半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島…

黒柳徹子の『トットチャンネル』を読んだ

黒柳徹子の『トットチャンネル』を読んだ。1984年に新潮社より刊行された自伝エッセイだ。以下の概要はAmazonより引用: いいお母さんになるやりかた、教えてくれるかも知しれない──そうして、一人の少女はNHK専属テレビ女優第1号となり、放送の世界に飛び込…

中山七里の『護られなかった者たちへ』を読んだ

中山七里の『護られなかった者たちへ』を読んだ。2018年にNHK出版より刊行された長編推理小説で、宮城県警シリーズ第1弾だ。2021年には佐藤健主演で映画化公開され、第45回日本アカデミー賞優秀作品賞をはじめとした多数の部門優秀賞を受賞したらしい。以下…

© 2002-2025 Shuichi Ueno