上野日記

自分が主人公の小さな物語

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

重松清の『青い鳥』を読んだ

重松清の『青い鳥』を読んだ。2007年に新潮社より刊行された連作短編集だ。「ハンカチ」「ひむりーる独唱」「おまもり」「青い鳥」「静かな楽隊」「拝啓ねずみ大王さま」「進路は北へ」「カッコウの卵」の8編が収録されており、いずれにも国語教師の村内先生…

有川浩の『フリーター、家を買う。』を読んだ

有川浩の『フリーター、家を買う。』を読んだ。2009年に幻冬舎より刊行された長編小説で、2010年には二宮和也主演でテレビドラマが放送された。テレビドラマが放送されたのは覚えているが、どうしても観る気がしなかった。というのも、題名からしてわらしべ…

村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んだ

村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んだ。2013年4月に文藝主従より刊行された書き下ろしの長編小説だ。4月に図書館に予約してようやく読むことができた。主人公〈つくる〉は36歳。高校時代の友達男女4人から大学2年の時に理由も告…

百田尚樹の『永遠の0』を読んだ

百田尚樹の『永遠の0』を読んだ。2006年に太田出版より刊行されて長編小説(2009年の講談社文庫で文庫化)だ。文庫本で200万部を突破しているらしい。2013年12月21日から映画(岡田准一・三浦春馬・井上真央・吹石一恵)が公開されるらしい。百田尚樹の名は…

東野圭吾の『夢幻花』を読んだ

東野圭吾の『夢幻花』を読んだ。2013年5月にPHP研究所より刊行された長編ミステリだ。初出は月刊誌「歴史街道」の2002年7月号から2004年6月号なので、単行本になるまでに10年近くかかっている。以下の内容はPHP研究所のHPより抜粋。 「黄色いアサガオだけは…

さだまさしの『かすてぃら 僕と親父の一番長い日』を読んだ

さだまさしの『かすてぃら 僕と親父の一番長い日』を読んだ。2012年に小学館より刊行された、自身の自伝的実名小説だ。2013年7月にはこれを原作としたドラマ(主演・遠藤憲一)がNHKで放送された。Amazonより引用: 年末の全国コンサートツアーの間隙を縫っ…

宮部みゆきの『火車』を読んだ

宮部みゆきの『火車』を読んだ。1992年に双葉社より刊行され、1993年に第6回山本周五郎賞を受賞した長編ミステリー小説だ。「このミステリーがすごい!」ベスト・オブ・ベスト第1位も受賞している。テレビドラマが1994年(三田村邦彦・財前直見・森口瑤子・角…

伊坂幸太郎の『魔王』を読んだ

伊坂幸太郎の『魔王』を読んだ。2005年に講談社より刊行された長編小説で、ある兄弟の兄を主人公にした「魔王」と、その5年後の弟とその妻を主人公した「呼吸」が収録されている。政治への不満なのか、憲法改正への問いかけなのか、ファシズムへの抗議なのか…

東野圭吾の『真夏の方程式』を読んだ

東野圭吾の『真夏の方程式』を読んだ。2011年に文藝春秋より刊行された、ガリレオシリーズ第6弾の長編推理小説だ。ガリレオの長編は『聖女の救済』に続く3作目だ。また、2013年6月29日には映画が公開された。 夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過…

伊坂幸太郎の『終末のフール』を読んだ

伊坂幸太郎の『終末のフール』を読んだ。2006年に集英社から刊行された連作短編集だ。「終末のフール」「太陽のシール」「籠城のビール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」の8編が収録されている。“ヨール”…

東野圭吾の『学生街の殺人』を読んだ

東野圭吾の『学生街の殺人』を読んだ。1987年に講談社より刊行され、1988年に第9回吉川英治文学新人賞と第41回日本推理作家協会賞(長編部門)の候補になった長編推理小説だ。大学を卒業するも将来の目標もなく、両親には大学院にいくと嘘を言い、寂れた学生…

湘南をめざして

久しぶりの自転車だ。最近気温も高くなってきたし時々突然の雨もあるので、乗るのを控えていた。今日はちょっと涼しいし、江ノ島近くの海の家で八代のPR販売をやっているので見に行くことにした。「バンペイユのカクテル」とか「きゅうり1本丸かじり」とか…

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