上野日記

自分が主人公の小さな物語

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

直木三十五旧宅をめざして

直木三十五賞(通称、直木賞)に名を残す作家の直木三十五(1891〜1934)が晩年暮らした横浜市金沢区の旧宅が今月末に取り壊されるため、26日に「最初で最後」の一般公開が実施されたというニュースがあった。見学したかった。今日は30日なので、既に壊されてい…

サザン通り・サザン神社をめざして

昨日の天気予報では今日は雨で気温もぐっと下がるということだったが、朝から晴天で気温も高くなった。もう自転車に乗るしかない。という事で、今日は茅ヶ崎のサザン通りとサザン神社をめざすことにした。サザン通りは「普通の町の商店街」と言った感じだっ…

川上弘美の『蛇を踏む』を読んだ

川上弘美の『蛇を踏む』を読んだ。1996年に文藝春秋より刊行され、第115回芥川龍之介賞を受賞した短編小説である。他に「消える」と「惜夜記(あたらよき)」が収録されている。蛇を踏む:公園の藪で蛇を踏んだ女性、その蛇は女になり「あなたのお母さんよ」と…

湘南をめざして

6月6日以来の久しぶりの自転車だ。ほぼ毎日雨、雨が降らなくてもどんよりとした曇り空、とても自転車に乗る気分ではなかった。ま、梅雨だから仕方ないけど。テレビでは梅雨らしい梅雨と表現していた。ところが今日はその中休みという事で、朝からすばらしい…

森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』を読んだ

森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』を読んだ。2006年に角川書店より刊行され、第20回山本周五郎賞受賞、第137回直木賞候補、2007年本屋大賞第2位を受賞した小説だ。2009年は、田中美保・渡部豪太出演による舞台化もされているらしい。京都の大学とその周辺…

村上春樹の『スプートニクの恋人』を読んだ

村上春樹の『スプートニクの恋人』を読んだ。1999年に講談社より刊行された書き下ろしの長編小説だ。24歳で小学校教師の<ぼく>は22歳で女友達<すみれ>に恋心を抱いているが打ち明けられない。そんな<すみれ>は従姉の結婚式で出会った17歳年上の女性<…

恩田陸の『夜のピクニック』を読んだ

恩田陸の『夜のピクニック』を読んだ。2004年に新潮社から刊行され、第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞を受賞した長編小説だ。2006年には多部未華子、石田卓也出演による映画も公開されている。高校3年の少年と少女が主人公で、学校の伝統行事「歩行…

五木寛之の『レッスン』を読んだ

五木寛之の『レッスン』を読んだ。正確には“読み返した”になるが。1992年に光文社より刊行された恋愛小説で、2008年に幻冬舎より加筆訂正され新たに単行本化されたものだ。ネットで検索したら1994年に秋吉久美子、渡部篤郎で映画化もされていた。図書館でこ…

ペリー公園をめざして

天気がいいので自転車に乗ることにした。目的地は昨日調べた「ペリー公園」だ。黒船でやってきたペリー提督の上陸を記念する公園とのことらしい。久里浜駅までは行ったことはあったがそこから目と鼻の先だった。 【写真一覧は以下をクリック】ペリー公園1901…

横浜港シンボルタワーをめざして

梅雨の晴れ間、天気もいいので自転車に乗ることにした。前回から10日経ってしまった。という事で、みなとみらいから山下公園を経由して、去年近くまで行ったのに見つけることができなかった横浜港シンボルタワーをめざすことにした。 【写真一覧は以下をクリ…

舞城王太郎の『阿修羅ガール』を読んだ

舞城王太郎の『阿修羅ガール』を読んだ。2003年に新潮社より刊行され、第16回三島由紀夫賞を受賞した長編小説だ。今時の女子高生アイコの語り口調で物語は始まる。好きでもない同級生の男子とラブホでセックスをして自尊心を傷付けられてしまう。その件でリ…

吉田修一の『最後の息子』を読んだ

吉田修一の『最後の息子』を読んだ。1999年に文藝春秋より刊行された短編小説集で「最後の息子」「破片」「Water」が収録されている。1997年に「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し小説家デビューし、同作で第117回芥川賞の候補になった。 「最後の息…

© 2002-2024 Shuichi Ueno