2016-01-01から1年間の記事一覧
荻原浩の『海の見える理髪店』を読んだ。2016年3月に集英社より刊行され、第155回直木三十五賞を受賞した短編集だ。「海の見える理髪店」「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」の6編が収録されている。以下の…
東野圭吾の『恋のゴンドラ』を読んだ。2016年11月に実業之日本社より刊行された連作短編集だ。「ゴンドラ」「リフト」「プロポーズ大作戦」「ゲレコン」「スキー一家」「プロポーズ大作戦 リベンジ」「ゴンドラ リプレイ」の7編が収録されている。スキー場を…
吉田修一の『太陽は動かない』を読んだ。2012年に幻冬舎より刊行された「鷹野一彦シリーズ」第1弾となる長編産業スパイ小説だ。以前に読んだ『森は知っている』は2作目だが、時系列的には過去の話で主人公の鷹野の高校時代の話が中心になっている。以下の概…
中山七里の『いつまでもショパン』を読んだ。2013年に宝島社より刊行された岬洋介シリーズの第3弾の長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより: ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生した。遺体は、手の指10本が全て切り取ら…
綿矢りさの『手のひらの京(みやこ)』を読んだ。2016年9月に新潮社より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより: なんて小さな都だろう。 私はここが好きだけど、いつか旅立つときが来る――。 奥沢家三姉妹の日常に彩られた、京都の春夏秋冬があざや…
5年前に買ったパナソニックの「DIGA DMR-BWT510-K」が壊れたので、新しくHDDレコーダーを購入した。1年くらい前から時々録画を失敗したり、画質が乱れたりと前兆はあったのだが、とうとう録画できなくなってしまった。ハードディスクが壊れたらしい。という…
池井戸潤の『陸王』を読んだ。2016年7月に集英社より刊行された長編小説だ。以下の概要はAmazonより: 勝利を、信じろ――。足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といって…
毎朝の日課としてウォーキングをしている。数か月前からはポケモンGOとIngressもやりだしたので、それまで40分程度で歩いて(時々ジョギング)いた5Km足らずの道のりが、1時間半以上もかかるようになってしまった。そろそろ寒くなったので、朝ウォーキングは…
長岡弘樹の『赤い刻印』を読んだ。2016年5月に双葉社より刊行された短編ミステリー小説だ。6月に読んだ『傍聞き』の母娘が登場すると新聞広告で読み図書館に予約した。「赤い刻印」、「秘薬」、「サンクスレター」、「手に手を」の4編が収録されている。以下…
村上春樹の『図書館奇譚』を読んだ。2014年に新潮社より刊行された短編小説だ。初出は某百貨店のPR誌「トレフル」に1982年6月号から11月号に掲載され、1983年9月に『カンガルー日和』という短編集に収録され平凡社より出版された。5年前に読んだ『ねむり』と…
東野圭吾の『危険なビーナス』を読んだ。2016年8月に講談社より刊行された長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより: 弟が失踪した。彼の妻・楓は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。楓は夫の失踪の原因を探るため、資産家である夫の家族に近づく。兄で…
村田沙耶香の『コンビニ人間』を読んだ。2016年に文藝春秋より刊行され、第155回芥川龍之介賞を受賞した長編小説だ。以下の概要はAmazonより: 36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのは…
小川糸の『ツバキ文具店』を読んだ。2016年に幻冬舎より刊行された長編小説で、小川糸の作品は5年前に読んだ『食堂かたつむり』に続き2冊目だ。以下の概要はAmazonより: 言いたかった ありがとう。言えなかった ごめんなさい。 伝えられなかった大切な人ヘ…
朝からうす曇り、気温は高くなるが直射日光は避けられそうなので厳しい暑さにはならなさそうだと思い、自転車を走らせることにした。まぁ、一番の目的は「ポケモンGO」と「Ingress」だけどね…。日曜だからなのか、お盆だからなのか、鎌倉は今日もいつも通り…
今日はゲリラ豪雨の心配もなく、朝から快晴、絶好の自転車日和だ。さっそく出かけることにした。久しぶりの街方面で「みなとみらい」をめざすことにした。写真は横浜港大さん橋より撮影した。写真一覧:横浜みなとみらいをクリック。
池井戸潤の『金融探偵』を読んだ。2004年に徳間書店より刊行されたミステリー連作短編集だ。「銀行はやめたけど」「プラスチックス」「眼」「誰のノート?」「家計簿の謎」「人事を尽くして」「常連客」の7編が収録されている。以下の概要は裏表紙より: 失…
昨日は5月並みの気温で、今日も割と涼しい。絶好の自転車日和だ。それに、日本でも「Pokemon GO」が公開されたので、早速ポケモンを探してみることにした。鎌倉から湘南にかけて、海水浴場には海の家も立ち並び、夏の準備は万端だ。学校は夏休みに入ったらし…
中山七里の『おやすみラフマニノフ』を読んだ。2010年に宝島社より刊行された岬洋介シリーズ第2弾の長編推理小説および音楽小説だ。以下の概要は裏表紙より: 第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに秋の演奏会を控え、プロへの切符をつ…
もう7年以上になるだろうか、完走すると左目が痛くなる。症状としてはドライアイのような感じだ。以前は冬場の乾燥した日に痛くなっていたのだが、昨年あたりから暖かく湿度が高い日でも痛くなりだした。きっかけは8年前の小脳梗塞だと思っているのだが、角…
横山秀夫の『陰の季節』を読んだ。1998年に文藝春秋より刊行された短編集で、「陰の季節」「地の声」「黒い線」「鞄」の4編が収録されている。第5回松本清張賞を受賞し、第120回直木三十五賞の候補になった作品だ。 舞台は『64(ロクヨン)』と同じくD県…
熊本の姪(妹の娘)の結婚式に招待された。3年半ぶりの帰省だ。姪に会うのは6年半ぶりかな。招待の連絡は熊本地震の前だった。Facebookで繋がっている高校の同級生(熊本市内在住)の息子の結婚式が、地震の影響で式場が壊れ中止となったと知り、私も慌てて…
長岡弘樹の『傍聞き』を読んだ。「かたえぎき」と読むそうな。2008年に双葉社より刊行された推理小説の短編集だ。「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」の4編が収録されている。表題作の「傍聞き」は第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞した作品だ。 1…
池井戸潤の『七つの会議』を読んだ。2012年に日本経済新聞出版社より刊行された連作短編集だ。読んだのは2016年集英社刊行の文庫本だ。また、2013年には東山紀之を主人公にNHKでドラマ化された。2019年2月1日には野村萬斎主演で映画が公開されるらしい(2019…
住野よるの『また、同じ夢を見ていた』を読んだ。2016年に双葉社より刊行された長編小説だ。『君の膵臓をたべたい』に続く二作目だ。以下の概要はAmazonより: きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。学校に友達がいない“私”が出会ったのは手首に傷があ…
吉田修一の『森は知っている』を読んだ。2015年に幻冬舎より刊行された「鷹野一彦シリーズ」第2弾となる長編産業スパイ小説だ。第1弾は2012年刊行の『太陽は動かない』だがまだ読んでいない。ただ時系列的にはこちらは前景なる話、主人公の鷹野一彦が高校生…
朝から快晴、絶好の自転車日和だ。箱根駅伝以来なので4か月半ぶりとなる。その間幾度となく乗るチャンスはあったものの、なかなかその気になれずに今日になってしまった。 コースは定番の鎌倉から由比ガ浜に出て海沿いを江の島・茅ヶ崎方面に走る。気温は真…
池井戸潤の『銀行総務特命』を読んだ。2002年に講談社より刊行された銀行を舞台にした連作短編集で、「漏洩」「煉瓦のよう」「官能銀行」「灰の数だけ」「ストーカー」「特命対特命」「遅延稟議」「ペイオフの罠」の8編が収録されている。このうち5編が2014…
越谷オサムの『陽だまりの彼女』を読んだ。2008年に新潮社より刊行された長編恋愛小説だ。100万部を突破しているらしい。2013年には松本潤・上野樹里主演で映画が公開された。その映画が先日(5/6)にテレビで放送されたので、まずは原作を読んでからと思い図…
住野よるの『君の膵臓をたべたい』を読んだ。2015年に双葉社より刊行され、本屋大賞2016で2位を獲得した青春小説だ。以下の概要はAmazonより: ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良…
雫井脩介の『火の粉』を読んだ。2003年に幻冬舎より刊行された長編サスペンス小説だ。2016年4月よりユースケ・サンタマリア主演の連続ドラマが放送されるにあたり内容を確認したら雫井脩介の作品と知り読んでみた。以下の概要はAmazonより: 累計55万部突破…