中山七里の『いつまでもショパン』を読んだ。2013年に宝島社より刊行された岬洋介シリーズの第3弾の長編推理小説だ。
以下の概要はAmazonより:
ポーランドで行なわれるショパン・コンクールの会場で、殺人事件が発生した。遺体は、手の指10本が全て切り取られるという奇怪なものだった。コンクールに出場するため会場に居合わせたピアニスト・岬洋介は、取り調べを受けながらも鋭い洞察力で殺害現場を密かに検証していた。さらには世界的テロリスト・通称“ピアニスト”がワルシャワに潜伏しているという情報を得る。そんな折、会場周辺でテロが多発し…。
なんと今回はポーランドが舞台だ。しかも自爆テロが頻発する中ショパン・コンクールに出場する岬洋介が単独行動をするテロリスト、通称〈ピアニスト〉を突き止める。またしても意外な人物が犯人だった。
前半は少々退屈だったが、後半からは面白くなり、話の展開に引き込まれていった。