上野日記

自分が主人公の小さな物語

2019-01-01から1年間の記事一覧

小杉健治の『それぞれの断崖』を読んだ

小杉健治の『それぞれの断崖』を読んだ。1998年にNHK出版より刊行された長編小説で、少年犯罪を扱った社会派ミステリーだ。8月からフジテレビ系列でテレビドラマ(主演:遠藤憲一)が放送されるのを知り図書館に予約し、ようやく読むことができた。なお、200…

塩田武士の『歪んだ波紋』を読んだ

塩田武士の『歪んだ波紋』を読んだ。2018年に講談社より刊行された連作短編集で、第40回吉川英治文学新人賞を受賞した社会派小説だ。新聞記者を主人公に誤報にまつわる「黒い依頼」、「共犯者」、「ゼロの影」、「Dの微笑」、「歪んだ波紋」の5編が収録され…

辻村深月の『かがみの孤城』を読んだ

辻村深月の『かがみの孤城』を読んだ。2017年にポプラ社より刊行され、2018年に第15回本屋大賞を受賞した長編小説だ。1月に図書館に予約し、10か月待ってようやく読むことができた。以下の概要はAmazonより: 学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“ここ…

Buffalo Wi-Fiルーター WSR-1166DHPL到着

PC

バッファローの無線LAN親機「AirStation WSR-1166DHPL」が到着した。タイムセールス品のため正確には「WSR-1166DHPL/N」だ。8年前に購入した「WZR-HP-G450H」はまだ使えたのだが、先日購入したBluetoothイヤホンの2.4GHz帯の周波数が干渉して接続が切れてし…

Bluetoothイヤホン到着

JVCケンウッドのBluetoothイヤホンを購入(昨日到着)した。イヤホンはウォーキングの時ぐらいしか使用しないのだが、有線だとコードが邪魔で最近は使用していなかった。AppleからAirPods Pro発売のニュースを見て「こんなの欲しいなぁ」と考えるようになっ…

川村元気の『億男』を読んだ

川村元気の『億男』を読んだ。2014年にマガジンハウスより刊行された長編諸説で、2018年に佐藤健主演で映画が公開された。その映画が10月25日に放送されたので録画し、原作を先に読んでみた。以下の概要はAmazonより: 宝くじで3億円を当てた図書館司書の一…

さだまさしの『銀河食堂の夜』を読んだ

さだまさしの『銀河食堂の夜』を読んだ。2018年に幻冬舎より刊行された連作短編集で、「ヲトメのヘロシ始末『初恋心中』」、「オヨヨのフトシ始末『七年目のガリバー』」、「マジカのケンタロー始末『無器用な男』」、「まさかのお恵始末『ちいさな幸せ』」…

伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』を読んだ

伊坂幸太郎の『アイネクライネナハトムジーク』を読んだ。2014年に幻冬舎より刊行された連作短編集で、「アイネクライネ」、「ライトヘビー」、「ドクメンタ」、「ルックスライク」、「メイクアップ」、「ナハトムジーク」の6編が収録されている。9月に三浦…

瀬尾まいこの『そして、バトンは渡された』を読んだ

瀬尾まいこの『そして、バトンは渡された』を読んだ。2018年に文藝春秋より刊行され、2019年に第16回本屋大賞を受賞した長編小説だ。以下の概要はAmazonより: たくさんの〈親〉たちにリレーされて育った優子。数奇な運命をたどったけど全然不幸じゃなかった…

ビートたけしの『アナログ』を読んだ

ビートたけしの『アナログ』を読んだ。2017年に新潮社より刊行された純愛小説だ。発売当初ネットニュースだと思うが、「ビートたけし 初の純愛小説」とかいう売り文句を見た記憶があり、いつか読みたいなと思ったら図書館の書架で見つけ、早速借りてきた。以…

東野圭吾の『希望の糸』を読んだ

東野圭吾の『希望の糸』を読んだ。2019年7月5日に講談社より刊行された長編推理小説だ。発売と同時に速攻で図書館に予約したが、ようやく読むことができた。借りた本は、誰も読んでない新品だったので、ちょっと嬉しかった。以下の概要はAmazonより: 東野圭…

葉室麟の『螢草』を読んだ

葉室麟の『螢草』を読んだ。2012年に双葉社より刊行された長編時代小説だ。2019年7月26日よりNHKで清原果耶主演によるドラマが放送されているので読みたいと思ったのだが、図書館は待ちが長そうだったのでKindle版を購入してしまった。以下の概要はAmazonよ…

薬丸岳の『死命』を読んだ

薬丸岳の『死命』を読んだ。2012年に文藝春秋より刊行されたミステリー(サスペンス?)小説だ。5月にテレビ朝日で「死命~刑事のタイムリミット~」と題して吉田鋼太郎主演のドラマが放送されたので、録画を読む前に原作を読んでみた。以下の概要はAmazonよ…

福田和代の『怪物』を読んだ

福田和代の『怪物』を読んだ。2011年に集英社より刊行された長編ミステリー小説(どちらかというとサスペンスのような気もするが)だ。2013年に佐藤浩市主演でドラマ化され、先日(7/6)にそのドラマが再放送されたので録画を観る前に原作を読んでみた。以下…

池井戸潤の『ノーサイド・ゲーム』を読んだ

池井戸潤の『ノーサイド・ゲーム』を読んだ。2019年6月にダイヤモンド社より刊行された長編小説だ。7月からTBSで大泉洋主演のドラマが放送されている。以下の概要はAmazonより: 未来につながる、パスがある。大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社…

夏川草介の『新章 神様のカルテ』を読んだ

夏川草介の『新章 神様のカルテ』を読んだ。2019年2月小学館より刊行された長編小説だ。『神様のカルテ0』から4年、時系列としては最後となる『神様のカルテ3』から7年となる。以下の概要はAmazonより: 320万部のベストセラー、大学病院編始動 信州にある…

塩田武士の『罪の声』を読んだ

塩田武士の『罪の声』を読んだ。2016年に講談社より刊行された長編サスペンス小説だ。2016年度週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位、第7回山田風太郎賞を受賞しており、2020年には映画(小栗旬、星野源)が公開される予定だ。映画の予告をテレビで観て…

阿川大樹の『終電の神様』を読んだ

阿川大樹の『終電の神様』を読んだ。2017年に実業之日本社文庫より刊行された短編小説集で、「化粧ポーチ」、「ブレークポイント」、「スポーツばか」、「閉じない鋏」、「高架下のタツ子」、「赤い絵の具」、「ホームドア」の7編が収録されている。どこでこ…

吉田修一の『続 横道世之介』を読んだ

吉田修一の『続 横道世之介』を読んだ。2019年2月に中央公論社より刊行された長編小説で、7年前に読んだ『横道世之介(2009年刊行)』の続編にあたる。以下の概要はAmazonより: バブルの売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。横道世之…

海堂尊の『ガンコロリン』を読んだ

海堂尊の『ガンコロリン』を読んだ。2013年に新潮社より刊行された短編小説集で、「健康増進モデル事業」、「緑剥樹の下で」、「ガンコロリン」、「被災地の空へ」、「ランクA病院の愉悦」の5編が収録されている。文庫本では『ランクA病院の愉悦』と改題され…

本多孝好の『at Home』を読んだ

本多孝好の『at Home』を読んだ。2010年に角川書店より刊行された短編小説集で、「at Home」、「日曜日のヤドカリ」、「リバイバル」、「共犯者たち」の4編が収録されている。「at Home」は2015年に「at Home アットホーム」と題し映画化されており、3月にテ…

本多孝好の『dele(ディーリー)2』を読んだ

本多孝好の『dele(ディーリー)2』を読んだ。2018年に角川書店より刊行された連作短編小説で、「アンチェンジド・メロディ」、「ファントム・ガールズ」、「チェイシング・シャドウズ」の3編が収録されている。昨年読んだ『dele(ディーリー)』の…

横浜・山下公園をめざして

令和最初の自転車は山下公園をめざすことにした。昨日は突然の雷雨でびっくりしたが、今日は朝から晴れて穏やかな一日になりそうだったので、自転車に乗ることにした。先週は海方面だったので、今日は街方面にしてみた。やっぱり信号が多くて走りづらい。絶…

江の島をめざして

前回走ったのが昨年の6月なので、なんと10か月ぶりである。かなりサボってしまった。「平成最後の自転車」ということで、コースはいつもの鎌倉から江の島をめざすことにした。ここ数日寒の戻りなのかかなり寒かったが、今日は朝から晴れて気温も上がってきた…

吉川英治の『宮本武蔵』を読んだ

吉川英治の『宮本武蔵』を読んだ。1935年から1939年に朝日新聞に連載された長編小説だ。私が読んだのは青空文庫版で「序、はしがき」、「地の巻」、「水の巻」、「火の巻」、「風の巻」、「空の巻」、「二天の巻」、「円明の巻」の8冊からなる。2月1日から読…

東野圭吾の『沈黙のパレード』を読んだ

東野圭吾の『沈黙のパレード』を読んだ。2018年に文藝春秋より刊行されたガリレオシリーズの第9弾の長編推理小説だ。以下の概要はAmazonより: 突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害…

奥田英朗の『我が家のヒミツ』を読んだ

奥田英朗の『我が家のヒミツ』を読んだ。2015年に集英社より刊行された短編小説集だ。「虫歯とピアニスト」、「正雄の秋」、「アンナの十二月」、「手紙に乗せて」、「主婦と隣人」、「妻と選挙」の6編が収録されている。以下の概要はAmazonより: どうやら…

秋吉理香子の『絶対正義』を読んだ

秋吉理香子の『絶対正義』を読んだ。2016年に幻冬舎より刊行された長編ミステリー小説だ。2月よりフジテレビ系で山口紗弥加主演によるドラマが放送されているので読んでみた。以下の概要はAmazonより: 4人の女たちに届いた『思い出の会』への招待状。 差出…

湊かなえの『望郷』を読んだ

湊かなえの『望郷』を読んだ。2013年に文藝春秋より刊行された、連作短編小説だ。「みかんの花」、「海の星」、「夢の国」、「雲の糸」、「石の十字架」、「光の航路」の6編が収録されて入り、すべて瀬戸内海の架空の白綱島(作者出身の因島がモデルなのだろ…

黒川博行の『後妻業』を読んだ

黒川博行の『後妻業』を読んだ。2014年に文藝春秋より刊行された長編サスペンス小説だ。2019/1/22よりフジテレビ系で木村佳乃主演のドラマが始まり、原作が黒川博行と知り読んでみた。以下の概要はAmazonより: 91歳の耕造は妻に先立たれ、69歳の小夜子を後…

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