上野日記

自分が主人公の小さな物語

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

吉田修一の『森は知っている』を読んだ

吉田修一の『森は知っている』を読んだ。2015年に幻冬舎より刊行された「鷹野一彦シリーズ」第2弾となる長編産業スパイ小説だ。第1弾は2012年刊行の『太陽は動かない』だがまだ読んでいない。ただ時系列的にはこちらは前景なる話、主人公の鷹野一彦が高校生…

鎌倉・江の島をめざして

朝から快晴、絶好の自転車日和だ。箱根駅伝以来なので4か月半ぶりとなる。その間幾度となく乗るチャンスはあったものの、なかなかその気になれずに今日になってしまった。 コースは定番の鎌倉から由比ガ浜に出て海沿いを江の島・茅ヶ崎方面に走る。気温は真…

池井戸潤の『銀行総務特命』を読んだ

池井戸潤の『銀行総務特命』を読んだ。2002年に講談社より刊行された銀行を舞台にした連作短編集で、「漏洩」「煉瓦のよう」「官能銀行」「灰の数だけ」「ストーカー」「特命対特命」「遅延稟議」「ペイオフの罠」の8編が収録されている。このうち5編が2014…

越谷オサムの『陽だまりの彼女』を読んだ

越谷オサムの『陽だまりの彼女』を読んだ。2008年に新潮社より刊行された長編恋愛小説だ。100万部を突破しているらしい。2013年には松本潤・上野樹里主演で映画が公開された。その映画が先日(5/6)にテレビで放送されたので、まずは原作を読んでからと思い図…

住野よるの『君の膵臓をたべたい』を読んだ

住野よるの『君の膵臓をたべたい』を読んだ。2015年に双葉社より刊行され、本屋大賞2016で2位を獲得した青春小説だ。以下の概要はAmazonより: ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良…

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