2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
大栗博司の『重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙のなぞに迫る』を読んだ。2012年5月に幻冬舎新書より刊行された物理学の入門書のようなものだ。朝日新聞の新書紹介か広告で知り、面白そうだったので図書館に予約しようやく読むことができた。
綿矢りさの『ひらいて』を読んだ。2012年7月に新潮社より刊行された長編小説だ。主人公は高校3年の少女。同じクラスの変わった名前の男子に恋をした。1年の時も同じクラスで気になっていて、3年でまた同じクラス。「1年のときよりも、ずっと深く心ひかれた」…
東野圭吾の『同級生』を読んだ。1993年に祥伝社より刊行された本格学園推理小説だ。本書は講談社文庫の文庫本で、古本屋で買ってきた。主人公の少年は高校生3年で野球部のキャプテンだ。同級生の彼女が少年の子を身ごもったまま交通事故死した。ただその事故…
東野圭吾の『十字屋敷のピエロ』を読んだ。1989年に講談社より刊行された本格長編推理小説だ。1992年に文庫本が刊行された。本書は古本屋で購入したのだが、2008年の第52刷となっている。十字屋敷で起こった自殺そして連続殺人事件、その目撃者はピエロの人…
伊坂幸太郎の『あるキング』を読んだ。2009年に徳間書店より刊行された長編小説だ。熱烈な野球ファンの両親に野球選手になるべく育てられた主人公は、子どもの頃から「天才」と呼ばれていた。打席に立てばホームランか四球(敬遠)のどちらかだ。運命の糸に…
田中慎弥の『図書準備室』を読んだ。2007年に新潮社より刊行された小説で、2005年に第37回新潮新人賞を受賞したデビュー作の「冷たい水の羊」と2006年に第136回芥川賞の候補となった「図書準備室」が収録されている。過去に『切れた鎖』と『共喰い』を読んだ…