2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧
前回(プロアルテ・ハード弦)の交換から2カ月を過ぎたので、オーガスチンのインペリアル・ブルーに交換した。高音弦(1-3)がインペリアルで低音弦(4-6)がブルーだ。今回は、5弦と6弦があまり響かないので、ひょっとしたらハズレだったかもしれない。あのオー…
川上弘美の『センセイの鞄』を読んだ。1999年7月号から2000年12月号の「太陽」に連載され、2001年に平凡社から出版され、2001年度谷崎潤一郎賞を受賞した恋愛小説だ。純文学として15万部のベストセラーになったらしい。2003年に小泉今日子・柄本明主演でテレ…
伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』を読んだ。2003年に東京創元社から刊行され、2004年に第25回吉川英治文学新人賞を受賞したミステリーだ。2007年には濱田岳・瑛太主演により映画化もされたらしい。現在の話と2年前の話が交互に展開していく。大学…
今日、関東地方で「春一番」が観測され、気温も20℃を超えぽかぽか陽気に包まれた。図書館への往復でうっすらと汗をかくほどで、コートとなしでも十分だった。柏尾川沿いの民家の庭に植えられた梅の花は既にほころび、遊歩道沿いの桜はその枝に蕾が膨らみ始め…
浅田次郎の『霧笛荘夜話』を読んだ。古びたアパート「霧笛荘」を舞台にした7つの短編集で、2004年に角川書店より発行された小説だ。最初の3話が1994年に「小説王」、次の1話が1999年に「KADOKAWAミステリ」に、最後の3話が2004年に「野生時代」に掲載された…
石田衣良の『東京DOLL』を読んだ。2005年に講談社から刊行された小説で、2004年9月号から2005年2月号にかけて「小説現代」に連載されたらしい。変わった表紙だなと思いつつ、「石田衣良」だからと何も考えずに図書館から借りてきた。表紙を開いて題名が書い…
「『次世代の情報セキュリティの在り方と今後の方策』セミナー」に行ってきた。 日時:2011年02月22日(火) 会場:六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール 主催:セキュリティ普及促進委員会(株式会社シマンテック、トレンドマイクロ株式会社、マカフィー株…
原田マハの『カフーを待ちわびて』を読んだ。2006年に宝島社から刊行された恋愛小説で、第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した作者のデビュー作だ。2009年に玉山鉄二・マイコ主演による映画化されているらしい。沖縄で雑貨屋をして暮らす主人公に、ある日手…
小尾芙佐(1932-)訳、ダニエル・キイス(Daniel Keyes)の『アルジャーノンに花束を』(Flowers for Algernon)を読んだ。1959年に中編小説として発表され、1966年に長編小説として改作されたSF小説だ。中編小説でヒューゴー賞、長編小説でネビュラ賞を受賞してい…
お笑い芸人ロザン・菅広文の『京大芸人』を読んだ。以前、クイズ番組で紹介していたので読んでみた。ベストセラーになったらしい。ロザン・宇治原の大学受験の勉強方法とかのエピソードが書かれていた。あの頃どんな勉強していたのだろうか。もう30年以上も…
浅田次郎の『鉄道員(ぽっぽや)』を読んだ。1997年に直木賞を受賞し、1999年に高倉健主演での映画でも有名だ。映画は、その年の日本アカデミー賞で、最優秀作品賞、最優秀主演男優賞など主要部門をほぼ独占したらしい。広末涼子も可愛かった。本書を開き目次…
浅田次郎の『地下鉄(メトロ)に乗って』を読んだ。1994年に徳間書店から刊行された長編小説で、1995年に第16回 吉川英治文学新人賞を受賞した作品だ。この本は2006年に「特別版」として刊行されたもので、最後に『地下鉄に乗って』執筆に関する書き下ろしを含…
遠藤周作の『海と毒薬』を読んだ。太平洋戦争中に米軍捕虜の生体解剖事件を題材にし、1958年に発表された小説だ。正確には「読み返した」だ。学生の頃、同じ学科の友達から勧められて読んだ……と思う。たぶん、読んだはず……、記憶が……。……と、いうことで読ん…
東野圭吾の『ダイイング・アイ』を読んだ。2007年11月に単行本が光文社から2011年1月に光文社文庫から刊行された。初出は小説宝石で1998年から1年間連載されたらしい。先月朝日新聞の広告に載っていたので、図書館で予約を入れた。待ち行列が30くらいあった…
昨夜の雪が積もった。雪は小雨に変わり、道路の雪はほとんど溶けている。2/12にも雪は降ったのだが、テレビで大騒ぎしているほど積もらず、あっという間に融けてしまった。そういえば、以前も雪が積もった話をブログに書いたなと思い検索してみると、昨年の2…
五木寛之訳、リチャード・バック(Richard Bach)の『かもめのジョナサン』(Jonathan Livingston Seagull)を読んだ。1970年にアメリカで出版され、日本では1974年6月に新潮社より出版され120万部のベストセラーになったらしい。1973年には映画化もされており、…
五木寛之の『林住期』を読んだ。「りんじゅうき」と読み、「臨終期」ではない。2007年に幻冬舎から刊行されたエッセイだ。図書館でこの本を発見し、そういえば先日読んだ『人間の覚悟』に出てきた言葉だと思いさっそく借りてきた。発行は『林住期』が先だっ…
五木寛之の『人間の関係』を読んだ。ポプラ社から2007年に刊行された全編書き下ろしのエッセイだ。「変わる時代に、変わらないものはなにか。『人間』を考えるのではなく、『人間の関係』を考えることこそが重要だ。『生きるヒント』の先に見つけた『答え』…
五木寛之の『人間の覚悟』を読んだ。2008年11月に新潮新書から発行されたエッセイだ。この手の書物が、エッセイに分類されるのかはよくわからないが、五木氏の考えがまとめられている。「そろそろ覚悟をきめなければならない」で始まる。「いよいよこの辺で…
藤原正彦の『国家の品格』を読んだ。2005年に発行され265万部を売り上げるベストセラーとなった本で、「品格」は新語・流行語大賞を受賞し、その後「品格ブーム」でいろいろな「―の品格」という書籍が発行されたそうだ。読んだことはないが坂東眞理子の『女…
お笑いコンビ麒麟田村裕の『ホームレス中学生』を読んだ。2007年にワニブックスから刊行され話題になった本だ。2008年10月時点で225万部を売り上げ、ワニブックス史上最高の売れ行きになったらしい。映画化もテレビドラマ化もされており、たしかテレビ版を観…
片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』を読んだ。300万部を突破する大ベストセラーとなった小説で、漫画化・映画化・テレビドラマ化・ラジオドラマ化・舞台化されているらしい。Wikipediaによると、「2002年に女優の柴咲コウが、雑誌ダ・ヴィンチに投稿し…
養老孟司の『超バカの壁』を読んだ。『バカの壁』『死の壁』の続編だ。「既刊の二冊に、余計なことを書いたから、その後いろいろな相談を受けることになってしまった」らしく、その質問を編集部がまとめそれに答える形で作ったのがこの本らしい。「若者の問…
養老孟司の『死の壁』を読んだ。『バカの壁』の続編といっていいだろう、「死」に対する養老孟司の考えがまとめられている。実は、『超バカの壁』を探しに図書館に入り、その本のまえがきの冒頭に「この本は、『バカの壁』『死の壁』の続編ということになる…
さくらももこの『たいのおかしら』を読んだ。初期エッセイ3部作『もものかんづめ』『さるのこしかけ』に続く3作目だ。皮肉っぽい内容もあるが、相変わらず面白い。先日図書館で『さるのこしかけ』を借りたときは貸し出し中だったのだが、別の本を借りに行っ…
劇団ひとりの『陰日向に咲く』を読んだ。2006年に幻冬舎より刊行された小説で、当時話題になっていたのを覚えている。「岡田准一」主演で映画化されたのもなんとなく記憶しているが、ヒロインとして「宮崎あおい」も出演していたとは知らなかった。一度観て…
養老孟司の『バカの壁』を読んだ。2003年に新潮社より刊行され400万部を超えるベストセラーとなり、“バカの壁”は新語・流行語大賞を受賞した。Wikipediaに以下のような記述がある。 本書の帯紙には「『話せば分かる』なんて大ウソ!」、書店向けPOPには「バカ…
さくらももこのエッセイ『さるのこしかけ』を読んだ。初期エッセイ集三部作『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』はいずれもミリオンセラーを記録したらしい。自分が体験した身近な出来事を面白おかしく書いてある。そんなに悪口書いても…
石田衣良の『4TEEN』を読んだ。2003年に直木賞を受賞した小説だ。目次を見たら、「びっくりプレゼント」、「月の草」、「飛ぶ少年」、「十四歳の情事」、「大華火の夜に」、「ぼくたちがセックスについて話すこと」、「空色の自転車」、「十五歳への旅」とあ…
高田みづえの『高田みづえの相撲部屋おかみさん』を読んだ。「毎日新聞日曜くらぶ」で「高田みづえのおかみさん日記」として連載(1991/9/1〜1993/3/28)されたものを本として1993年6月に発行したものだ。図書館の検索サービスで何気なく“高田みづえ”と入力し…