養老孟司の『超バカの壁』を読んだ。『バカの壁』『死の壁』の続編だ。「既刊の二冊に、余計なことを書いたから、その後いろいろな相談を受けることになってしまった」らしく、その質問を編集部がまとめそれに答える形で作ったのがこの本らしい。
「若者の問題」「自分の問題」等12問題を章建てにして述べられている。ま、たしかに「なるほどね」と思うところもあれば、愚痴っぽいところもある。あとがきに「いくら本を書いても、考えるのは私ではなく、読者である」とある。占いではないが養老孟司氏の考えを信じるか信じないか、信じた場合その考えをどうのように参考にするか、やはり自分次第のようだ。