上野日記

自分が主人公の小さな物語

2013-01-01から1年間の記事一覧

島崎藤村の『破戒』を読んだ

島崎藤村の『破戒』を読んだ。「1905(明治38)年、小諸時代の最後に本作を起稿。翌年の1906年3月、緑陰叢書の第1編として自費出版」されたらしい。本書は、1954(昭和29)年に新潮社より発行された文庫本(2007年130刷)だ。島崎藤村の名前と『破戒』という…

ロジクールのマウス M235到着

PC

4年前に購入したロジクールのM705の左ボタンの調子が悪くなった。クリックできなかったり、シングルがダブルクリックになったり、ドラッグ中に外れたり、とどうにも使い物にならなくなった。右の赤がM235、左が壊れたM705。私の手にはちょっと小さかったかな…

小川洋子の『博士の愛した数式』を読んだ

小川洋子の『博士の愛した数式』を読んだ。2003年に新潮社より刊行され、2004年に第55回読売文学賞および第1回本屋大賞を受賞した長編小説だ。2006年には寺尾聰・深津絵里出演による映画が公開された。数年前にテレビで放送された映画を観たことがあったので…

NHK「ためしてガッテン」の実験に参加してきた

NHK「ためしてガッテン」の実験に参加してきた。50歳以上の九州男児を集めて実験をするというのを東京熊本県人会のブログで見つけ、早速メールで応募したら返事が来て「上野さんが一番でした」と。本日の受付の時もその担当者から同じようなことを言われて少…

奥田英朗の『オリンピックの身代金』を読んだ

奥田英朗の『オリンピックの身代金』を読んだ。2008年に角川書店より刊行された長編サスペンス小説だ。2009年には第43回吉川英治文学賞を受賞し、2013/11/30-12/1にはテレビ朝日でドラマが放送された。ドラマを観る前にと思い図書館で借りてきた。 以下Amazo…

親知らず抜歯

きのう、右下の親知らずを抜いた。腫れて化膿する状態が不定期(2〜3カ月ごと)に発症していた。今の歯科医院に駆け込んだのは1年半前で、この親知らず部分が腫れ、激痛でどうにもならなくなったからだ。化膿止めでどうにかごまかしていたが、先生から「も…

窪美澄の『クラウドクラスターを愛する方法』を読んだ

窪美澄の『クラウドクラスターを愛する方法』を読んだ。2012年に朝日新聞出版社より刊行された小説で、「クラウドクラスターを愛する方法」と短編の「キャッチアンドリリース」が収録されている。『晴天の迷いクジラ』に続く三作目の作品だ。クラウドクラス…

さだまさしの『風に立つライオン』を読んだ

さだまさしの『風に立つライオン』を読んだ。2013年7月に幻冬舎より刊行された長編小説だ。8月に図書館に予約してようやく読むことができた。以下の内容はAmazonより引用。 さだまさしが遂にあの「名曲」をモチーフに書き下ろした。80年代の長崎、ケニア、20…

「Embedded Technology 2013 / 組込み総合技術展」に行ってきた

「Embedded Technology 2013 / 組込み総合技術展」に行ってきた。 日時:2013 年11月20日(水)〜22日(金) 会場:パシフィコ横浜 主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会 企画・推進:ICS コンベンションデザイン

窪美澄の『晴天の迷いクジラ』を読んだ

窪美澄の『晴天の迷いクジラ』を読んだ。2012年に新潮社より刊行された連作短(長編?)編集だ。「ソラナックスルボックス」「表現型の可塑性」「ソーダアイスの夏休み」「迷いクジラのいる夕景」の4編が収録されている。2012年第3回山田風太郎賞を受賞した…

東野圭吾の『名探偵の呪縛』を読んだ

東野圭吾の『名探偵の呪縛』を読んだ。1996年に講談社文庫より刊行された長編推理小説で、天下一大五郎シリーズの第2弾だ。第1弾の『名探偵の掟』はテレビドラマは観たがまだ読んでいない。主人公の推理作家が図書館を訪れると別世界に迷い込み名探偵天下一…

東野圭吾の『探偵倶楽部』を読んだ

東野圭吾の『探偵倶楽部』を読んだ。1990年に『依頼人の娘』という題で祥伝社より刊行され、文庫化で改題された短編推理小説集だ。2010年にフジテレビで「東野圭吾ドラマスペシャル」として谷原章介・松下奈緒主演のドラマが放送されたのは記憶にあるが、内…

重松清の『舞姫通信』を読んだ

重松清の『舞姫通信』を読んだ。1995年に新潮社より刊行された長編小説だ。あらすじはAmazonより。 ラストシーンは、もう始まっているのかもしれない。人は、誰でも、気づかないうちに人生のラストシーンを始めている。17歳で死んだ〈自殺 志願〉のタレント…

別府地獄めぐり

大学時代に所属していたサークル(マンドリンクラブ)の同期の同窓会が大分・別府で11/3に開催された。約30年ぶりに再会する友達もいて、とても懐かしくそして昔話で大いに盛り上がった。 とその前に。折角別府に行くので地獄めぐりをしてみた。たしか記憶は…

横山秀夫の『ルパンの消息』を読んだ

横山秀夫の『ルパンの消息』を読んだ。2005年に光文社カッパ・ノベルスより刊行された長編ミステリ小説だ。1991年に第9回サントリーミステリー大賞の佳作を受賞したが、15年の時を経てようやく出版された横山氏の処女作だ。図書館をウロウロしていたら面白そ…

有川浩の『三匹のおっさん』を読んだ

有川浩の『三匹のおっさん』を読んだ。2009年に文藝春秋より刊行された連作短編集だ。2014年1月にはテレビドラマ化される予定されているらしい。主演は北大路欣也、むむむっ。イラストとはかけ離れているが、なかなかいいキャスティングかもしれない。楽しみ…

伊坂幸太郎の『バイバイ、ブラックバード』を読んだ

伊坂幸太郎の『バイバイ、ブラックバード』を読んだ。2010年に双葉社より刊行された連作短編(長編?)小説だ。Wikipediaによると〈太宰治の未完の小説『グッド・バイ』のオマージュとして書かれた。基本設定である「何人もの女性と同時に付き合っていた男が…

重松清の『十字架』を読んだ

重松清の『十字架』を読んだ。2009年に講談社より刊行され、2010年には吉川英治文学賞を受賞した長編小説だ。あらすじは講談社のページより。 あいつの人生が終わり、僕たちの長い旅が始まった。中学2年でいじめを苦に自殺したあいつ。遺書には4人の同級生の…

初めてのカーテン洗濯

昨日の夕方カーテンを閉めたら、そのカーテンから埃がもわもわと広がり西日にキラキラと光りながら舞い落ちるのを見て、ちょっとヤバいかも…。危機感を感じカーテンを洗濯してみた。ひとつ(一対)は18年前に購入したもので、あちこちボロボロになっているの…

旧吉田茂邸をめざして

タイヤも交換したし、今日は朝から秋晴れのいい天気だ。自転車に乗るしかない。9/22に「旧吉田茂邸(大磯町国府本郷、西小磯)の日本庭園などの一般公開」が始まったので早速そこをめざすことにした。旧吉田邸は2009年3月に全焼したため県と町が再建を京託し…

タイヤ交換

2007年7月にMICHELIN KRYLION(ミシュラン クリリオン)に交換してから約8700Km走った。タイヤの摩耗やひびが気になりだしたので交換することにした。自転車雑誌によると5000Kmで交換するのが目安らしい。 今回はMICHELIN LITHION 2(ミシュラン リチオン 2…

東野圭吾の『麒麟の翼』を読んだ

東野圭吾の『麒麟の翼』を読んだ。2011年に講談社より刊行された加賀恭一郎シリーズ第9作の長編推理小説だ。2012年に阿部寛主演で映画が『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』として公開された。日本橋の麒麟の像にもたれかかり胸にナイフが刺さった男性が巡査に…

東野圭吾の『回廊亭殺人事件』を読んだ

東野圭吾の『回廊亭殺人事件』を読んだ。1991年に光文社より刊行された長編推理小説だ。文庫化(1994年)の際に『回廊亭の殺人』より改題された。2011年6月24日に常盤貴子主演でテレビドラマが放送された。あらすじはAmazonより。 一代で財を成した一ケ原高顕…

鎌倉最古の寺「杉本寺」をめざして

そろそろ秋めいてきて朝晩はすっかり涼しくなった。自転車の季節の到来だ。ということで早速自転車に乗ることにした。1月半ぶりだ。先日テレビで放送されていた鎌倉最古の杉本寺をめざして走ることにした。場所は鶴岡八幡宮のちょっと先だ。長い階段。如何…

東野圭吾の『赤い指』を読んだ

東野圭吾の『赤い指』を読んだ。2006年に講談社より刊行された加賀恭一郎シリーズ第7作の長編推理小説だ。「推理」というよりは犯人が判明しているので「サスペンス」かな。2011年に阿部寛主演のテレビドラマが放送されたのを観たので読もうかどうか迷ってい…

東野圭吾の『虹を操る少年』を読んだ

東野圭吾の『虹を操る少年』を読んだ。1994年に実業之日本社より刊行された長編ミステリ小説だ。子どもの頃から神童・天才と言われた少年は色や光に対しての識別能力が高く、高校生になって「音」ではなく「光」を使用した「光楽」を演奏する装置を作成した…

綿矢りさの『大地のゲーム』を読んだ

綿矢りさの『大地のゲーム』を読んだ。2013年7月31日に新潮社より刊行された小説だ。以下は新潮社の紹介文より。 私たちは、世界の割れる音を聞いてしまった――。大地はまた咆哮をあげるのか?震災の記憶も薄らいだ21世紀終盤。原発はすでになく、煌々たるネ…

東野圭吾の『ブルータスの心臓 - 完全犯罪殺人リレー』を読んだ。

東野圭吾の『ブルータスの心臓 - 完全犯罪殺人リレー』を読んだ。1989年に光文社より刊行された長編推理小説だ。2011年6月17日に藤原竜也主演で「東野圭吾3週連続スペシャル」の第2弾としてテレビドラマが放送された。あらすじはAmazonより。 産業機器メーカ…

重松清の『いとしのヒナゴン』を読んだ

重松清の『いとしのヒナゴン』を読んだ。2004年に文藝春秋より刊行された長編諸説で、2005年には伊原剛志・井川遥主演で『ヒナゴン』と題して映画化された。以下のあらすじはWikipediaより。 物語の舞台は、累積赤字が増大し、隣町との合併問題に揺れる広島…

東野圭吾の『パラドックス13』を読んだ

東野圭吾の『パラドックス13』を読んだ。2009年に毎日新聞社より刊行された長編小説だ。推理小説ではなく、SFというかサスペンスというかそんな感じだ。『パラレルワールド・ラブストーリー』とか『天空の蜂』とか『プラチナデータ』とかを思い出した。全…

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