上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『パラドックス13』を読んだ

東野圭吾の『パラドックス13』を読んだ。2009年に毎日新聞社より刊行された長編小説だ。推理小説ではなく、SFというかサスペンスというかそんな感じだ。『パラレルワールド・ラブストーリー』とか『天空の蜂』とか『プラチナデータ』とかを思い出した。全然違うけどw。


3月13日13時13分13秒から13秒間、ブラックホールの影響でP-13と呼ばれる現象が発生すると予測されるが、具体的な現象は識者や科学者にも分からず、政府には具体的な対応策もとれなかった。
その時刻に突如周りの人間を含む動物が消える。そこにとりこのされた10数名は生きるために知恵を絞る。ひたすら生にこだわる人、絶望感から死を求める人、周りの迷惑も考えずに行動する人。大地震と台風や大雨で破壊されていく東京で奮闘する。
そして・・・。えっ。そう・・・。そういう結末なのね。

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