上野日記

自分が主人公の小さな物語

海堂尊の『ガンコロリン』を読んだ

海堂尊の『ガンコロリン』を読んだ。2013年に新潮社より刊行された短編小説集で、「健康増進モデル事業」、「緑剥樹の下で」、「ガンコロリン」、「被災地の空へ」、「ランクA病院の愉悦」の5編が収録されている。文庫本では『ランクA病院の愉悦』と改題されている。

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以下の概要はAmazonより:

ついにガン予防薬完成! と思ったら……鬼才炸裂のメディカル・エンタメ傑作集! 医学とは悪食の生命体である――夢の新薬開発をめぐる大騒動の顛末を描く表題作ほか、完全な健康体を作り出す国家プロジェクトに選ばれた男の悲喜劇を綴る「健康増進モデル事業」、医療が自由化された日本の病院の有様をシニカルに描く「ランクA病院の愉悦」など、奇想の中に医療の未来を映し出す海堂ワールドの新機軸!

医療界をユーモアと皮肉で描いているような作品だ。懐かしい人々が登場した作品もあったが、面白さはまぁまぁだったかな。

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