上野日記

自分が主人公の小さな物語

啓蟄

今日は、二十四節季の「啓蟄」だった。「大地が温まり冬眠をしていた虫たちが穴から出る頃」の季節らしい。でも、まだ寒い。明日の天気予報では、気温が12℃も低くなり、霙が降るらしい。ま、この時期の天気に一喜一憂しても仕方ないけど、あぁ春はまだ遠いなと思った。

前原誠司外務大臣が外国人から政治資金を貰ったとして先ほど辞任を表明した。政治資金規正法に抵触したのだから、国会議員は辞職しなくてもいいのだろうか。4年で20万円なので辞任する必要はないというコメンテータもいれば、けじめを付ける意味では正しかったという人もいる。不思議だ。

かたや、仙台の浪人生はカンニングで逮捕された。「単独犯で、高3で父を亡くし、母親を安心させたかった」という報道で同情が集まったのだろうか、京都大学に抗議の電話等があったらしい。これが、「複数の組織的犯行で金銭が絡んでいた」となると、また違っていただろう。不思議だ。

啓蟄なのに、菅政権の春もさらに遠くなったようだ。

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