上野日記

自分が主人公の小さな物語

伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』を読んだ

伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』を読んだ。2018年に実業之日本社より刊行された、長編小説だ。

以下の概要はAmazonより引用:

伊坂幸太郎史上もっとも切なく、でも、あたたかい。
 僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。双子の兄弟が織りなす、「闘いと再生」の物語
 常盤優我は仙台市内のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの、誕生日にだけ起きる不思議な現象、「アレ」のこと――。ふたりは大切な人々と出会い、特別な能力を武器に、邪悪な存在に立ち向かおうとするが……。

双子の兄・優我が仙台のファミレスである男に弟・風我との不思議な話を話し出す。目的はテレビ番組で扱ってほしいと。双子は誕生日に二時間毎に入れ替わる、心がではなく、着てる服や持っているものごと瞬間的に入れ替わるのだ。子供の頃からの不思議な話を延々続けるが、相手の男にはある秘密があった。

あまりにもファンタジー過ぎて、話す内容は小説の物語の中での作り話かと思ったらそうでもない。切ない最後は少し残念だったが、なかなか面白かった。




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