東野圭吾の『クスノキの女神』を読んだ。2024年6月に実業之日本社より刊行された長編小説で、2020年に読んだ『クスノキの番人』の続編である。
以下の概要はAmazonより引用:
神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。一方、認知症カフェで玲斗が出会った記憶障害のある少年・元哉は、佑紀奈の詩集を見てインスピレーションを感じる。 玲斗が二人を出会わせたところ瞬く間に意気投合し、思いがけないプランが立ち上がる。 不思議な力を持つクスノキと、その番人の元を訪れる人々が織りなす物語。 待望のシリーズ第二弾!
ひょんなことから「クスノキの番人」を任された青年は、今でも真面目に神社で働いていたようだ。神社に自分の詩集を置かせてほしいと頼んできた女子高生と脳腫瘍で記憶障害(翌日に記憶がなくなる)少年の出会いにより、絵本を作成することになった。女子高生には近所で起きた事件に関わっていることを知った主人公の青年、そして神社にやってくる刑事。クスノキの力(預念と受念)を活用し、皆を幸せにしたようだ。なかなか面白かった。是非ドラマ化・映画化してほしい。