上野日記

自分が主人公の小さな物語

中山七里の『闘う君の唄を』を読んだ

中山七里の『戦う君の唄を』を読んだ。2015年に朝日新聞出版より刊行された長編小説だ。中島みゆきの「ファイト!」に着想を得て書いた小説で、題名と章題は歌詞からとられている。

以下の概要はAmazonより引用:

埼玉県の片田舎・神室町に幼稚園教諭として赴任した喜多嶋凛。
あらゆることに口出しをしてくるモンスターペアレンツと対立しながらも、自らの理想を貫き、少しずつ周囲からも認められていくのだが……。どんでん返しの帝王が贈る驚愕のミステリ。

幼稚園の新任教師がモンスターペアレンツと対峙・奮闘する物語…かと思いきや、後半から16年前の園児殺人事件(犯人は死刑が確定し獄中で病死)の話が突然訪れた刑事に蒸し返される。いったいどういうこと、ミステリかサスペンスか…。そうきたか。なかなか面白かった。





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