上野日記

自分が主人公の小さな物語

乃南アサの『凍える牙』を読んだ

乃南アサの『凍える牙』を読んだ。1994年に新潮社より刊行され、第115回直木賞を受賞した長編小説だ。サスペンス・ミステリー・刑事小説の要素を含んでいる。以前から読みたいと思っていた小説で、ようやく読むことができた。2001年と2010年にドラマが放送されたらしい。

以下はAmazonより:

深夜のファミリーレストランで突如、男の身体が炎上した! 遺体には獣の咬傷が残されており、警視庁機動捜査隊の音道貴子は相棒の中年デカ・滝沢と捜査にあたる。やがて、同じ獣による咬殺事件が続発。この異常な事件を引き起こしている怨念は何なのか? 野獣との対決の時が次第に近づいていた――。女性刑事の孤独な闘いが読者の圧倒的共感を集めた直木賞受賞の超ベストセラー。

深夜のファミレスで炎上死した男、オオカミ犬による殺害事件、その犬と犯人を追う女刑事のサスペンス・ミステリー小説だ。登場人物の心情や状況描写が長々と語れれているので、最初は鬱陶しかったが、読み込むに連れ心地よくなってきた。内容も直木賞を取るだけあって、なかなかおもしろかった。






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