上野日記

自分が主人公の小さな物語

貴志祐介の『黒い家』を読んだ

貴志祐介の『黒い家』を読んだ。1997年に角川書店より刊行され、第4回「日本ホラー小説大賞」の大賞を受賞した長編ホラー小説だ。1999年には日本で、2007年には韓国で映画化もされているらしい。

以下はAmazonより:

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。

保険金詐欺の話だ。話の展開に少し違和感を覚えながらも、その内容が余りにもおぞましく、読んでいて恐怖を覚えてしまった。主人公の心情が事細かに書かれていることも、その一因かもしれない。なかなか面白かった。




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