上野日記

自分が主人公の小さな物語

2012-01-01から1年間の記事一覧

伊坂幸太郎の『あるキング』を読んだ

伊坂幸太郎の『あるキング』を読んだ。2009年に徳間書店より刊行された長編小説だ。熱烈な野球ファンの両親に野球選手になるべく育てられた主人公は、子どもの頃から「天才」と呼ばれていた。打席に立てばホームランか四球(敬遠)のどちらかだ。運命の糸に…

田中慎弥の『図書準備室』を読んだ

田中慎弥の『図書準備室』を読んだ。2007年に新潮社より刊行された小説で、2005年に第37回新潮新人賞を受賞したデビュー作の「冷たい水の羊」と2006年に第136回芥川賞の候補となった「図書準備室」が収録されている。過去に『切れた鎖』と『共喰い』を読んだ…

和田竜の『のぼうの城』<下>を読んだ

和田竜の『のぼうの城』<下>を読んだ。2007年に小学館より刊行された長編歴史小説だ。昨日読み終えた上巻の続きで、面白く一気に読み終えてしまった。

和田竜の『のぼうの城』<上>を読んだ

和田竜の『のぼうの城』<上>を読んだ。2007年に小学館より刊行され、2008年に第139回直木賞候補、2009年に第6回本屋大賞第2位となった長編歴史小説だ。2012年11月に野村萬斎・佐藤浩市・榮倉奈々ら出演で映画が公開される。当初2011年9月に公開予定だった…

吉田修一の『長崎乱楽坂』を読んだ

吉田修一の『長崎乱楽坂』を読んだ。2004年に新潮社より刊行された、短編連作を並べた長編小説だ。本書は2007年の文庫本だ。単行本を図書館でも見かけていたのでいつか読まなきゃと思っていたら、古本屋に100円で売られていたので思わず買ってきた。

三島由紀夫の『潮騒』を読んだ

三島由紀夫の『潮騒』を読んだ。1954年に新潮社より刊行された長編小説だ。古本屋をウロウロしていたら本書が100円で売られていた。たしか山口百恵・三浦友和の映画があったような気がする、たぶんその映画を観たと思うのだがまったく記憶にない、じゃあ読ん…

東野圭吾の『さまよう刃』を読んだ

東野圭吾の『さまよう刃』を読んだ。2004年に朝日新聞社より刊行された、長編小説だ。本書は2008年に角川書店より文庫化されたものだ。150万部を突破しているらしい。2009年に寺尾聰主演で映画化された。8月12日に放送(地上波初)されたので録画し、それを観…

フランツ・カフカの『絶望名人カフカの人生論』を読んだ

フランツ・カフカ、頭木弘樹編訳の『絶望名人カフカの人生論』を読んだ。2011年に飛鳥新社より刊行された書籍で、フランツ・カフカの名言とその解説で構成されている。カフカの『変身』を読んだのは昨年9月だったが、残念ながらよく理解できなかった。今年5…

花岡貴子の『仕事にすぐ効く!EVERNOTE完全活用』を読んだ

花岡貴子の『仕事にすぐ効く!EVERNOTE完全活用』を読んだ。2011年にアスキー・メディアワークスより刊行された、ノウハウ本だ。Evernote(エバーノート)は無料のクラウドサービスで、PCやスマホ、携帯から、メモや画像、ウェブページ等をEvernote上に保存で…

葉室麟の『蜩ノ記』を読んだ

葉室麟の『蜩ノ記』を読んだ。2011年に祥伝社より刊行され、2012年に第146回直木賞を受賞した長編時代小説だ。1月に図書館に予約し漸く読むことができた。少し内容が複雑で簡単に説明ができないのでAmazonの内容紹介を以下に引用する。 鳴く声は、命の燃える…

西村賢太の『暗渠の宿』を読んだ

西村賢太の『暗渠の宿』を読んだ。2006年に新潮社より刊行され、2007年に第29回野間文芸新人賞を受賞した私小説だ。本書は2010年の文庫本だ。「けがれなき酒のへど」と「暗渠の宿」が収録されている。先日『苦役列車』を読んで他の作品も読んでみようかなと…

万城目学の『鴨川ホルモー』を読んだ

万城目学の『鴨川ホルモー』を読んだ。2006年に産業編集センターより刊行された青春ファンタジー小説で、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した万城目氏のデビュー作だ。2009年には山田孝之・栗山千明出演で映画が公開された。観てみたい。なお、本書は角川…

石田衣良の『40 翼ふたたび』を読んだ

石田衣良の『40(フォーティ) 翼ふたたび』を読んだ。2006年に講談社より刊行された、連作短編集だ。『4TEEN』および『6TEEN』は14歳、16歳の少年4人組の話だったが、今度は40歳が主人公だ。ふと立ち寄った古本屋でこの小説の存在を知った。ひょっとしたらあ…

西村賢太の『苦役列車』を読んだ

西村賢太の『苦役列車』を読んだ。2011年に新潮社より刊行された小説で、「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」も収録されている。「苦役列車」は2010年に第144回芥川龍之介賞を受賞した。「風俗に行こうかと思っていた」でマスコミが騒いだのが印象に残っていた…

万城目学の『プリンセス・トヨトミ』を読んだ

万城目学の『プリンセス・トヨトミ』を読んだ。2009年に文藝春秋より刊行され、第141回直木賞の候補となった長編小説だ。2011年に映画(堤真一・綾瀬はるか・岡田将生)が公開された。 5/21に映画版の放送があったので、折角だから原作を読んでから観ようかと…

鎌倉から茅ヶ崎へ

久しぶりの自転車だ。2カ月ぶりだ。まだ梅雨は明けてないが、日中は日が差して暑くなるらしいと予報が出ているので、その前に出かけることにした。思ったより風が強く、疲れた。 湘南の夏。これからもっと盛り上がるに違いない。

川口淳一郎の『はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話』を読んだ

川口淳一郎の『はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話』を読んだ。2010年に宝島社より刊行された書籍だ。小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクト開始前からの話や、色々な苦労話が綴られている。

村上春樹の『1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編』を読んだ

村上春樹の『1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編』を読んだ。2010年に新潮社より刊行された長編小説で、本書は2012年刊行の文庫本だ。ふー、漸く読み終えることができた。長かった。

「第19回 東京国際ブックフェア」に行ってきた

第19回東京国際ブックフェアに行ってきた。 開催日:2012年7月5日(木)〜8日(日) 会場:東京ビッグサイト 主催:東京国際ブックフェア実行委員会 リード エグジビション ジャパン株式会社 【概要(Webより)】:東京国際ブックフェアは日本最大の「本」の見本市…

ギター弦交換:オーガスチン リーガル・ブルー

プロアルテのハード弦に交換してからそろそろ3か月になるので、弦を交換することにした。今回はオーガスチンのリーガル(高音)・ブルー(低音)だ。パッケージを開けると中には見なれない袋が入っていた。いつも買っていたのは1本1本の弦がそれぞれの袋に入って…

村上春樹の『1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編』を読んだ

村上春樹の『1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編』を読んだ。2010年に新潮社より刊行された長編小説で、本書は2012年刊行の文庫本だ。

村上春樹の『1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編』を読んだ

村上春樹の『1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編』を読んだ。2009年に新潮社より刊行された長編小説で、本書は2012年刊行の文庫本だ。

村上春樹の『1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編』を読んだ

村上春樹の『1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉前編』を読んだ。2009年に新潮社より刊行された長編小説で、本書は2012年刊行の文庫本だ。

村上春樹の『1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編』を読んだ

村上春樹の『1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉後編』を読んだ。2009年に新潮社より刊行された長編小説で、本書は2012年刊行の文庫本だ。

「だから情報は狙われる――これからの情報漏えい対策とは」に行ってきた

だから情報は狙われる――これからの情報漏えい対策とは「100%は防げない」を前提としたセキュリティ対策に行ってきた。 日時:2012年6月19日(火)10:00〜16:45 会場:青山ダイヤモンドホール ダイヤモンドルーム(1F) 主催:アイティメディア株式会社 @IT…

村上春樹の『1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編』を読んだ

村上春樹の『1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編』を読んだ。2009年に新潮社より刊行された長編小説で、本書は2012年刊行の文庫本だ。いつか読みたいと思っていた本で、図書館は待ち行列が長いし、単行本は少し高いので購入を躊躇していた。文庫本もすべて出そろった…

小檜山博の『スコール』を読んだ

小檜山博の『スコール』を読んだ。1999年に集英社から刊行された小説だ。先日(6/6)テレビで映画『恋するトマト』が放送された。面白い題名だったので録画した。調べると原作があったので、図書館の予約もないし、せっかくなので原作を読んでから観るかなと思…

「Interop Tokyo 2012」に行ってきた

Interop Tokyo 2012に行ってきた。 日時:2012年6月13日(水)〜2012年6月15日(金) 会場:幕張メッセ 主催:Interop Tokyo 2012 実行委員会 運営:財団法人インターネット協会、株式会社 ナノオプト・メディア 展示会の写真はこちらをクリック(Picaseにリ…

東野圭吾の『悪意』を読んだ

東野圭吾の『悪意』を読んだ。1996年に双葉社より単行本が、2000年に講談社ノベルス2001年に講談社文庫より文庫本が刊行された加賀恭一郎シリーズとしては第4作の長編推理小説だ。2001年にNHKでドラマが放送されたが、主人公加賀恭一郎は西原甲子男という名…

スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』を読んだ

村上春樹訳、フランシス・スコット・フィッツジェラルド(Francis Scott Fitzgerald)の『グレート・ギャツビー』(The Great Gatsby)を読んだ。1925年に出版された小説で、本書は2006年に中央公論新社より刊行された。野崎孝氏の訳本を読んだのは1年半前だ。元…

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