上野日記

自分が主人公の小さな物語

柚月裕子の『盤上の向日葵』を読んだ

柚月裕子の『盤上の向日葵』を読んだ。2017年に中央公論新社より刊行された長編ミステリー小説だ。第15回本屋大賞の2位にランクインした。因みにその時1位だったのが昨年11月に読んだ辻村深月の『かがみの孤城』、3位が昨年9月に読んだ今村昌弘の『屍人荘の殺人』だった。

f:id:uenoshuichi:20200127114306j:plain:w400

以下の概要はAmazonより:

実業界の寵児で天才棋士
 本当にお前が殺人犯なのか!?

 埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが調査を開始した。それから四ヶ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦会場だ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは――!?

 日本推理作家協会賞作家が描く、渾身の将棋ミステリー!

山中で発見された白骨死体は、鑑定で3年前の遺体と判明。そして一緒に埋葬されていたのは初代菊水月の名駒だった。その駒を頼りにベテラン刑事と奨励会出身の新米刑事が捜査を進め、その真相に迫る。また、「炎の棋士」と異名を持つ若手棋士の人生は波乱だった。その半生が並行して進み、事件のミステリー性がより複雑に描かれている。なかなか面白かった。

昨年9月に千葉雄大主演でテレビドラマ化されその番宣を見て図書館に予約(6月)し、ようやく読むことができた。録画したドラマもようやく観ることができる。


【追記】録画していたドラマを観た。500ページ超の長編小説を50分×4話では登場人物たちの心情や機微を表現できなかったのは残念だったが、なかなか良かったし涙が止まらなかった。



© 2002-2020 Shuichi Ueno