上野日記

自分が主人公の小さな物語

山本周五郎の『季節のない街』を読んだ

山本周五郎の『季節の毎街』を読んだ。1962年に文藝春秋より刊行された、長編小説(連作短編集?)だ。読んだのは青空文庫版である。

2023年版のドラマがDisny+で配信されているのを見かけ、調べたら企画・脚本・監督が宮藤官九郎なのできっと面白いに違いないと思いさらに調べたら、小説が青空文庫に登録されていたので読んでみた。


以下の概要はAmazonより引用:

他人には見えない電車を毎日運行する六ちゃん。夫を交換し合って暮らす勝子と良江。血の繋がらない子供を五人も養う沢上良太郎に、自宅に忍び込んだ泥棒をかばうたんば老人―。誰もがその日の暮らしに追われる貧しい街で、弱さや狡さを隠せずに生きる個性豊かな住人たちの悲喜を紡いだ「人生派・山本周五郎」の不朽の名作。

「街」と呼ぶある区画は貧しい人たちが暮らしていた。そこを舞台にした人々の人間模様が描かれている。まぁまぁ面白かったかな。


【2023/12/02追記】ドラマを観た。時代は昭和から令和へ、場所も仮設住宅に変わっていた。原作のエピソードもところどころに取り込まれていて、なかなか面白かった。地上波放送されるかも知れない。



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