上野日記

自分が主人公の小さな物語

宇佐見りんの『推し、燃ゆ』を読んだ

宇佐見りんの『推し、燃ゆ』を読んだ。2020年に河出書房新社より刊行され、第164回(2020年度下半期)芥川賞を受賞した長編小説だ。

以下の概要はAmazonより引用:

推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。

主人公は高2の少女で、学校にも通えない、家族とも折が合わない、唯一の楽しみが男性アイドルを推すことだった。バイトでためた金をCDやグッズになどにつぎ込む。そんな時、その推しがファンを殴りネットで炎上するも、彼を推すことはやめられない。高校を中退し、家に引きこもるが、親からは仕事を探すように叱られる。そんな折、そのアイドルグループは解散し、推しは芸能界を引退した。そして、自分の生きる道を探し出す。

うーん、芥川賞を受賞した作品だから評価されるのだろうけど、私には合わなかったようだ。残念。





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