上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『ウインクで乾杯』を読んだ

東野圭吾の『ウインクで乾杯』を読んだ。1988年に祥伝社より『香子の夢―コンパニオン殺人事件』の題名で刊行され、1992年に文庫版が刊行された際に改題された長編推理小説だ。1989年に火曜サスペンス劇場賀来千香子主演)でドラマが放送されたらしい。

玉の輿を狙うコンパニオンが主人公。老舗宝石店のパーティーのあと同僚がホテルのカギがかかった部屋(密室)で死んだ。警察は自殺と判断するが、主人公はその死に疑問を持つ。そして同僚の親友も殺される。同僚の恋人の殺人事件と自殺が引き金になっているらしいが、その向こうに隠された謎がわからない。警察も細い糸を辿り真相を探る。

うーん、もう少し意外性が欲しかったけど…、まぁこんなもんか。


【2023/11/07追記】11/5にBS日テレで放送されたテレビドラマを録画して観た。原作を読んだのが10年前で、内容は全く覚えていなかった。ドラマは1989年(平成元年)に放送されたもので、火曜サスペンスのテーマ曲や竹内まりやの「シングル・アゲイン」を久しぶりに聞いて懐かしかったが、ドラマは昭和っぽさが満載でちょっと残念だったかな・・・。




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