上野日記

自分が主人公の小さな物語

竹本健治の『涙香迷宮』を読んだ

竹本健治の『涙香迷宮』を読んだ。2016年に講談社より刊行された長編ミステリ小説だ。「このミステリーがすごい!」2017年国内編1位、第17回本格ミステリ大賞を受賞している。

以下はAmazonより:

明治の傑物・黒岩涙香が残した最高難度の暗号に挑むのはIQ208の天才囲碁棋士・牧場智久!いろは四十八文字を一度ずつ、すべて使って作る日本語の技巧と遊戯性を極めた「いろは歌」四十八首が挑戦状。

天才囲碁棋士黒岩涙香が残した「暗号いろは歌」48首の謎に挑む。その歌は、いろは48文字(「ん」を含む)を1字ずつ使う「完全パングラム」で意味のある歌になっている。更にその48首の最初の文字を並べると、さらに別の歌となる。殺人事件も起こり、自身の命も脅かされる。

「暗号いろは歌」は、謎すぎて思考が回らなかったが、謎解きや犯人探しの過程はなかなか面白かった。







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