上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『怪しい人びと』を読んだ

東野圭吾の『怪しい人びと』を読んだ。1994年に光文社より刊行されたミステリー短編小説集だ。「寝ていた女」「もう一度コールしてくれ」「死んだら働けない」「甘いはずなのに」「結婚報告」「灯台にて」「コスタリカの雨は冷たい」が収録されている。「甘いはずなのに」(反町隆史主演)と「結婚報告」(広末涼子主演)はフジテレビの「東野圭吾ミステリーズ」でドラマ化された。

ドラマ化された「甘いはずなのに」の途中でどこかで読んだかなと思い始めた。フジテレビでのドラマ化されたのを思い出すまでに少し時間がかかってしまった。そっかー、と。
寝ていた女:会社の同僚に部屋を貸したら知らない女がいた。お人よしというか、そんなバカな…。
もう一度コールしてくれ:うーん。人生全体を見たら些細なことだけど、本人にしては人生の岐路だったのかな。
死んだら働けないサービス残業か…。仕様書にない要求仕様をネチネチいう奴がいるんだよなぁ。
甘いはずなのに:もうちょっと前に冷静になれよ。
結婚報告:確かにビックリするよね。運が悪いというか何と言うか。
灯台にて:おいおい、何をやらかしたんだ。よっぽどのことがあったんだろうな。
コスタリカの雨は冷たい:いやいや。偶然してもそれはできすぎでしょ。

やっぱり短編は物足りない。面白いことは面白いのだが。

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