上野日記

自分が主人公の小さな物語

心屋仁之助の『すりへらない心をつくるシンプルな習慣』を読んだ

心屋仁之助の『すりへらない心をつくるシンプルな習慣』を読んだ。2012年7月に朝日新聞出版より刊行された書籍だ。3カ月くらい前に朝日新聞天声人語で紹介されていて面白そうだったので図書館に予約した。ようやく読むことができた。

表紙カバーの裏には以下のように書かれている。

自分をすりへらしながら、
 生き急ぐように働いていませんか?
 生きるのに、ほんの少し疲れたら――
 立ち止まって、ゆっくり考える。
 すりへったぶん、たっぷり満たす。
 超人気の心理カウンセラーが説く、
 自分らしくラクに生きるヒント。

天声人語にどのように紹介されていたかはもう忘れてしまったが、ひょっとしたら自分にぴったりの本かもしれないと思い読んだ。全部で7章からなり、それぞれにいくつかのアドバイスが書かれている。各章の最後にはその章の「まとめ」が書かれている。備忘録としてここに書いておく。大丈夫か?

1章 なぜ、心がすりへってしまうのか?

  • 心がすりへりやすい人は、自分の「好きなこと」や「やりたいこと」がよくわからない人。自分より他人を優先しすぎてしまう人。
  • 心がすりへりやすい人は、「やりたいこと」や「本当は好きなこと」に気付いて、どんどんやっていくことが大事。
  • 「やりたいこと」が今は見つからなくても、過去に経験や今の気持ち、現状からあきらめたものの中から探してみる。
  • 「〜べき」「正しい」という意見や常識に振り回されすぎない。自分の気持ちを大事にする。

2章 職場の人間関係に少し疲れたときは

  • 「かわいがられていない」「うっとうしがられている」という悩みは、たいてい思い込みか勘違いからきていることが多い。
  • 「嫌われたくない」「損したくない」という保身から空気を読むのをやめて、「嫌われてもいい」「損してもいい」と開き直る。
  • コミュニケーションがうまくなるには、「聞き上手」と目指すより、まずは、自分の弱さをさらけ出してみる。
  • 悪い言葉や感情を飲み込むクセをやめる。そして、いい言葉も悪い言葉もちゃんと出していく。
  • 「ものわかりがいいフリ」をしない。「あきらめのいい人」にならない。

3章 嫌いな人、苦手な人がいる場合

  • 他人に対して「問題だ」と感じるときは、自分の中に問題がある。
  • イライラしたり、怒ったり、不満に思うのは、自分の価値観に合わないから。
  • 他人を変えようとするのは、動かない岩を動かそうとするもの。無理に動かそうとしない。自分が動く。
  • 自分の行動が「べき」で動いていると、他人にも求めてしまう。「したいからする」基準で動く。
  • どうしても嫌いな人からは、目をそらしてもいい。すべての人に気に入られようとしない。

4章 自分の性格がほとほとイヤになったとき

  • 「〜できない」と思っていると、「〜できない」を証明する出来事、証明する人ばかりを集めてしまう。
  • 性格は、パズルのピースのようなもの。いろんなピースがあって「自分(パズル)」が成り立っている。
  • 性格は、自分の身を守るために形成されたプログラムでもある。だからイヤな性格であっても、あなたを守ってくれていた。
  • 過去のイヤな出来事のあとに「おかげで」をつけて、自分が得たものを考えてみる。
  • 「私は悪くない」と言ってもいい。「自分が悪い」の勘違いから抜け出す。

5章 何もかもうまくいかない状態の処方箋

  • 自分の心を粗末に扱うと、まわりも自分の心を粗末に扱うようになってしまう。だから、まずは、自分が自分の心を丁寧に扱う。
  • 本当につらいとき、苦しいときは、背中をさすってもらって、本音を吐いて、最後に笑う。
  • 「大丈夫」と言って心に壁をつくらない。自分の過去にフタをしない。「知ってる」で他人の教えを遮断しない。成長を止めてしまう。
  • 時には、誰に何を言われても「知ったこっちゃない」で開き直ってみる。
  • 「息」に目を向けるのは、「自らの心」に目を向けること。つらいとき、苦しいときは、「息」に意識を向けるだけでも落ち着く。

6章 たった一言でも、すりへった心は満たされる

  • 相手の言葉を、まずは「そうなんだ」で受け止める。「しようがない」「無理もない」という意味で。自分を許せないときは自分にも「そうなんだ」と言う。
  • 批判されたり、非難されたときは、怒ったり、傷つく前に、「ほう、そうか」とつぶやいてみる。
  • 大きな失敗、悩み、腹の立つこと、どうしても許せないこと、この世の終わりのような絶望も「ま、いっか」と言ってみる。
  • 「やってもいい」と自分で自分に許可してあげる。
  • 「今は今で幸せ」とつぶやくことで、現状をまずは肯定する。すると幸せを探す習慣がつく。

7章 心をすりへらさないで生きるために大切なこと

  • 他人がくれる正解に振り回されない。どれが正解だったか、なんてことにこだわらない。
  • 他人も目の前の現実も、否定しない。ただ、黙って認めるだけでいい。見留める。
  • 何気ない日常の中で「できたこと」を数えることが、心を満たしていく。
  • 「すねる」自分を手放して、素直になってしまうことが大事。
  • 言いたいことを言っていないから心がすり減る。自分の思いを「ちゃんと言う」ことが大事。それが人生を動かしていく。

まぁ、言っていることは分かるのだが…。とりあえず、やれることからやるか。という感じかな。

© 2002-2017 Shuichi Ueno