上野日記

自分が主人公の小さな物語

村上春樹の『1973年のピンボール』を読んだ

村上春樹の『1973年のピンボール』を読み返した。デビュー作の『風の歌を聴け』の9カ月後に発表された作品で、「僕と鼠もの」の第二作になる。

<僕>は大学を卒業して仕事をして、双子の女性と暮らしている。<鼠>は大学を中退して故郷で暮らしている。その話が並行して語られる。双子は謎のままだし、途中に色々と話が挿入される。井戸掘り職人の話とか。<直子>という死んだ彼女が出てくる。先日『ノルウェイの森』を読んだので、そこに登場していた女性なのかとふと思った。「3フリッパーのスペースシップ」というピンボールに夢中になり、日本に3台しか輸入されなかった悲運のピンボールを探し、最後にはそのピンボールを見つけ会話をする。

うーん、やっぱりよくわからない。


そういえば、ピンボールって最後に遊んだのはいつだろう。ま、たいして面白いゲームとも思っていなかったので、さほど遊んだ記憶がない。すぐにゲームオーバーになるし……。ただ、ひとつ記憶に残っていることがある。たぶん、学生の頃だったと思う。私がプレイしていたか友達だったかは定かではないが、弾いたボールが柱の向こう側(上側)でぴたりと止まり落ちてこない。しかたないので、台を横から揺らしたとたん電源が切れてしまった。全員唖然、それを係りの人に説明した。その結果、ゲームを再開することができたかどうかは、いまとなってはうまく思い出せない。

いずれにしても<僕>見たいにピンボールに夢中になることは、今後もないだろうということだ。

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