上野日記

自分が主人公の小さな物語

池井戸潤の『半沢直樹 アルルカンと道化師』を読んだ

池井戸潤の『半沢直樹 アルルカンと道化師』を読んだ。2020年に講談社より刊行された「半沢直樹シリーズ」の第5弾の長編小説だ。ただ、時系列的には1作目の『オレたちバブル入行組』の前日譚にあたり、舞台も同じ大阪西支店だ。

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以下の概要はAmazonより:

東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとに、とある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版舎・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とは―。

前作の続編で半沢が頭取になるのかと思っていたら、なんと1作目の前日譚と知り驚いてしまった。勧善懲悪で人情物、そしてミステリー性もありなかなか面白かった。ドラマ化は流石にないだろうが、続編を期待したい。




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