上野日記

自分が主人公の小さな物語

クラシックギターの糸巻き修理

数年前に糸巻きの軸(4弦の弦を巻くプラスチック部分)が割れてしまい、今までどうにかごまかしながら使ってきた。いっそのこと修理にでも出してみるかと考えるようになってからもだいぶ時間が経ってしまった。このギターに使用されている糸巻きは、寸法・形・色などを元にネットで色々調べてみるとどうやら「ゴトークラシックギター糸巻 39mm 40G2000/2W」らしいということが分かった。値段はなんと1万円超だ。ちょっと高いんじゃないのと思い購入を躊躇していた。そこで、安い部品の軸部分だけを交換すればいいかもしれないと考え、横浜の楽器屋(イシバシ、クロサワ、ヤマハ)に糸巻きを探しに行ってきた。

色々迷った挙句、横浜駅西口近くのイシバシ楽器キクタニのGM-35Gを買ってきた。値段は1,050円で、サイズが合わず失敗してもいいかなというところだ。軸間のピッチは35mmなのでそのままでは使用できないが、軸部分はほぼ同じサイズなのでたぶん使えると思った。

糸巻き自体は簡単に外すことができたが、そこからペグと軸部分がなかなか外れなかった。あーでもないこーでおもないとか、どうにかこうにかとか、試行錯誤の末無理やり引っこ抜き、そして新しい軸を入れようとするがこちらもサイズが微妙に違うのでなかなか入らない。しかたないので、無理やり差し込んだという感じだ。

歯車も元の金色のものを使うつもりだったが、ネジ部分の差し込み口の形状と対になっているようで、金色の歯車を使えなかったのは残念だ。ヘッドに糸巻きを装着後ペグを廻してみると少しきつい。グリスを塗ってみたがあまり変わらないが、何となく良い感じで納まってくれたので、よしとするか。よかった、よかった。

オーガスチンのインペリアル・ブルーからプロアルテのハードテンションに弦を張り替えた。冬は寒いので練習はサボり、右指の爪も切っていたが、暖かくなったので練習を再開するかな。

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