上野日記

自分が主人公の小さな物語

森博嗣の『有限と微小のパン』を読んだ

森博嗣の『有限と微小のパン』を読んだ。1998年に講談社より刊行された「S&Mシリーズ」の第10弾の長編ミステリー小説だ。長編も長編で868ページもあり、図書館で受け取った時その分厚さにびっくりしたのを覚えている。


以下の概要は裏表紙より:

日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴン事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は…。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。

長崎のテーマパークで発生した不思議な殺人事件の謎を追う萌絵と犀川。3年半ぶり(小説の中の時間)に真賀田四季が登場し、因縁の対決かと期待する。現場の意外なというか奇想というか「設定」には少し驚かされた。そんなのありなのか?
犀川創平&西之園萌絵シリーズ」の最終作でかなりの力作だったが、シリーズ完結としては長いだけでちょっと物足りなかった。ただ、他のシリーズ(Gシリーズや四季シリーズ)ともつながりが多いらしいので、機会があったら読んでみようかな。

昨年末放送されたドラマ「すべてがFになる」の9話と10話をようやく観ることができた。ドラマの時間制限があるので登場人物を減らしていたのには残念で、話の展開の必然性が崩されているのはしかたないのかな。

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