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上野日記

自分が主人公の小さな物語

五木寛之の『親鸞 完結篇』を読んだ。

五木寛之の『親鸞 完結篇』を読んだ。2014年11月に講談社より刊行された長編小説で、2010年の『親鸞』、2012年『親鸞 激動篇』に続く物語だ。

以下の概要はAmazonより:

最初の作品『親鸞』では、京都を舞台に比叡山で修行に励みつつ煩悩に苦しむ、8〜35歳の若き日の親鸞が青春群像劇として生き生きと描かれました。次に前作『親鸞 激動篇』。越後へ追放され、そして関東を流浪する親鸞。土地の人々と交わるなかで、師の教えに追いつき追い越そうと苦悩する、36〜61歳の姿が活写されました。そして待望の第三部では、親鸞は京都へ帰還します。最も多くの業績を残したといわれる61歳から90歳までの、師を超えていく聖人の軌跡が、活気あふれる群像劇として綴られるのです。

61歳で関東から京都に戻った後の物語だ。上巻ではあっという間に20年が過ぎ、下巻で残りの9年が描かれている。越後でかかわった人たちも現れ思わぬ展開は面白かった。
ただ、話の展開があまりにも早すぎて中身が薄かったのは少し残念だが、80歳を過ぎた五木寛之の執念がこの完結篇には込められていたような気がする。

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