上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『どちらかが彼女を殺した』を読んだ

東野圭吾の『どちらかが彼女を殺した』を読んだ。1996年に講談社ノベルスより刊行された加賀恭一郎シリーズ第3作の本格推理小説だ。1999年には文庫本が刊行された。

ただ、本書には「1997年7月15日第1刷発行、2002年9月27日第15刷発行」と記載されており、ネットで検索した内容(講談社のサイトにも「発行年月日:1999/05/15」を記述されている)と異なるのはちょっと不思議だ。
東京で一人住まいの妹の最後の電話がちょっと心配だったことと、その後妹と連絡が取れなくなった愛知県警の兄は東京のアパートに向かう。妹は死んでいた。状況から自殺の可能性が高いが現場検証をして、妹は殺されたと判断する。兄は殺害の証拠を回収し、容疑者を二人に絞り込み復讐を考える。所轄の警察は自殺と判断したが、加賀恭一郎だけは自殺に疑問を抱く。
加賀恭一郎は独自に調査をし、兄に復讐を思いとどまらせようとする。そして……。えっ、最後まで犯人が明かされず、小説はそこで終わる。そんなバカな。ネット検索すると犯人は分かるけど。

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