上野日記

自分が主人公の小さな物語

吉田修一の『ランドマーク』を読んだ

吉田修一の『ランドマーク』を読んだ。2004年に講談社より刊行された長編小説だ。

本の紹介に以下のような文章がった。

「倒壊の陰にある希望、裏切りと同意語の救済。閉塞と共存する解放、虚構に身を隠す現実。」関東平野のど真ん中、開発途上の大宮の地にそびえ立つ、地上35階建ての巨大スパイラルビル。設計士・犬飼と鉄筋工・隼人の運命が交差するその建設現場で、積み重ねられた不安定なねじれがやがて臨界点を超えるとき。鮮烈なイメージと比類ない構想、圧倒的な筆力で<現代>のクライシスを描く芥川賞・山本賞作家の傑作長篇小説!

上記の説明は何となくわかるが、作者の言わんとすることはよくつかめなかったし、あまり面白くなかった。

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