上野日記

自分が主人公の小さな物語

江戸川乱歩の『魔術師』を読んだ

江戸川乱歩の『魔術師』を読んだ。1930(昭和5)年7月から「講談倶楽部」に掲載された明智小五郎シリーズの長編推理小説だ。ちなみに読んだのは青空文庫版。

以下はAmazonより:

しばしの休養のため湖畔のホテルにやってきた明智小五郎は、大宝石商の娘・玉村妙子と知り合い、心惹かれていく。それが玉村家の怪事件へかかわり合うことになる始まりだった。妙子の叔父福田得二郎のところへ数字のみを書き記した謎の紙片が届き始める。その数字が「三」となったとき、得二郎は内側から鍵をかけた自室で殺され、血まみれの死体からは首が奪われていた!

後の明智の妻になる文代が初登場。最初は賊の首領「魔術師」の娘だったが、意外な展開に…。少し合点はいかないが、まあまあ面白かったかな。




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