上野日記

自分が主人公の小さな物語

伊坂幸太郎の『AX』を読んだ

伊坂幸太郎の『AX』を読んだ。2017年にKADOKAWAより刊行された、『グラスホッパー』、『マリアビートル』に続く「殺し屋シリーズ」第3弾の連作短編小説で、「AX」、「Bee」、「Crayon」、「EXIT」、「FINE」の5編が収録されている。

以下はAmazonより:

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐために仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。物語の新たな可能性を切り拓いた、エンタテインメント小説の最高峰!

超一流の殺し屋で恐妻家の「兜」は引退を考えていたが、なかなか辞めさせてもらえない。仕方なく殺しの仕事をこなしていくが、次第に追い詰められていく。終盤に「えっ!」という以外な展開、そして更に以外な結末…。なかなか面白かった。




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