上野日記

自分が主人公の小さな物語

米澤穂信の『愚者のエンドロール』を読んだ

米澤穂信の『愚者のエンドロール』を読んだ。2002年に角川スニーカー文庫より刊行された「〈古典部〉シリーズ」第2弾の長編推理小説だ。

以下はAmazonより:

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?その方法は?だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。

上級生(2年)が文化祭に出展する映画を作成中に脚本家が病気で結末が書けなくなった。そこで古典部に映画の結末を見つけてほしいと依頼が来た。うーん、またしても変な展開だ。あれこれ推理をめぐらし映画の結末(密室殺人)の筋書きを考える。漸く考え出した推理は、思わぬ結末を迎えてしまう…。

やっぱり、前作同様物足りなさを感じてしまう。





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