上野日記

自分が主人公の小さな物語

東野圭吾の『禁断の魔術(文庫)』を読んだ

東野圭吾の『禁断の魔術(文庫)』を読んだ。2012年に『禁断の魔術 ガリレオ8』として刊行され、2015年に文春文庫版オリジナルとして文藝春秋から『禁断の魔術』として刊行された長編小説だ。単行本に収録されていた「透視す(みとおす)」、「曲球る(まがる)」、「念波る(おくる)」は『虚像の道化師 ガリレオ7』の文庫化されるときに収録されたらしい。

以下はAmazonより:

姉を見殺しにされ天涯孤独となった青年。愛弟子の企てに気づいたとき、湯川がとった驚愕の行動とは。!
かつて湯川が指導した、高校の物理クラブの後輩・古芝伸吾が帝都大に入学してきた。だが彼は早々に大学を中退してしまい、その影には彼の姉の死が絡んでいたらしい。その頃、フリージャーナリストが殺された。その男は代議士の大賀を執拗に追っており、大賀の番記者が伸吾の死んだ姉であったことが判明した。草薙は伸吾の姉の死に大賀が関与しており、伸吾が大賀への復讐を企んでいると警戒する。湯川はその可能性を否定しつつも、伸吾が製作したある“装置"の存在に気づいていた。「私は君にそんなことをさせたくて科学を教えたんじゃない」――湯川と愛弟子の対決の結果は!?
単行本『禁断の魔術』では中編(250枚)「猛射つ」として発表された作品に、200枚超加筆する文庫オリジナル長編バージョン。

『禁断の魔術』がこの9月にドラマ化されるというのをネットニュースで知り調べたら、文庫化で色々と設定などが変更されたというのを知り、早速読んでみた。単行本を読んだのは8年前だったので、内容(結末)はあまり覚えていなかった。初めて読んだような気持ちになり感動した。
なかなか面白かった。




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