上野日記

自分が主人公の小さな物語

さくらももこの『もものかんづめ』を再読した

さくらももこの『もものかんづめ』を再読した。1991年に集英社より刊行されたエッセイだ。最初に読んだのはもう27年前になるだろうか…。ちなみに『さるのこしかけ』と『たいのおかしら』は7年前に図書館で借りて読んでいる。

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1989年8月からアメリカのボストンに赴任していたので、「ちびまる子ちゃん」のことは全く知らなかった。日本から毎月届く定期便(社内報などを含む連絡用)と一緒に後輩から「いま日本で流行っています」というメモと一緒に届いたのが写真右の「おどるポンポコリン」のミニCDだ。聞いた感想は「何じゃこりゃ!」だったかな。ボストンから日本に毎月送っていた「生活月報」にも少しだけそのことに触れている。

肝心の『もものかんづめ』ですが、一時帰国(確か妹の結婚式だったかな)の時に書店で山積みになっていたので思わず買ってしまったのではなかったかな…。ボストンに持ち帰り読んだときは、思わず吹き出してしまうほど笑ってしまった。

ただ、今回は少し違った。くすっと笑う程度で、何となくさみしさの方が勝っていたのかもしれない。特に、盲腸が発端で心配症になり、ガン検診も受けていたと書いてあるのには驚いた。アニメ「ちびまる子ちゃん」はあまり見たことがなく、実写版のドラマは観た記憶がある。ファンというほどでもないが、同世代の人が亡くなるのはさみしいものである。ご冥福をお祈りいたします。

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