上野日記

自分が主人公の小さな物語

池井戸潤の『下町ロケット ゴースト』を読んだ

池井戸潤の『下町ロケット ゴースト』を読んだ。2018年7月小学館より刊行されたシリーズ第3弾の長編小説だ。この秋には第4弾『下町ロケット ヤタガラス』の発売と、テレビドラマが放送される予定となっており、どちらも楽しみだ。

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以下の概要はAmazonより:

宇宙から人体へ。次なる部隊は大地。佃製作所の新たな戦いの幕が上がる。倒産の危機や幾多の困難を、社長の佃航平や社員たちの、熱き思いと諦めない姿勢で切り抜けてきた大田区の町工場「佃製作所」。高い技術に支えられ経営は安定していたかに思えたが、主力であるロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、大口取引先からの非情な通告、そして、番頭・殿村の父が倒れ、一気に危機に直面する。ある日、父の代わりに栃木で農作業する殿村のもとを訪れた佃。その光景を眺めているうちに、佃はひとつの秘策を見出だす。それは、意外な部品の開発だった。ノウハウを求めて伝手を探すうち、佃はベンチャー企業にたどり着く。彼らは佃にとって敵か味方か。大きな挫折を味わってもなお、前に進もうとする者たちの不屈の闘志とプライドが胸を打つ!大人気シリーズ第三弾!!

佃製作所、またしてもピンチ。取引先から新型エンジンの開発を白紙にと要求、ロケットエンジン用バブルシステムを納入している帝国重工の業績悪化によるロケット開発の縮小。そこはへこたれない佃航平、新たな道を見つける。窮地に追い込まれたベンチャー企業を助けるも思わぬ結果に…。
今一つ盛り上がりに欠けると思っていたら、続編の第4弾で決着がつくらしい。楽しみだ。



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