上野日記

自分が主人公の小さな物語

荻原浩の『なかよし小鳩組』を読んだ

荻原浩の『なかよし小鳩組』を読んだ。1998年に集英社より刊行された長編小説だ。昨年末に放送され録画したドラマ「ダメ父ちゃん、ヒーローになる」が面白そうなので図書館で借りてきた。ただ、荻原氏のデビュー作『オロロ畑でつかまえて』の続編だと後で知り、それを先に読むべきだったかと少し後悔した。

以下の概要はAmazonより:

倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。ところが、その中身はヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略、というとんでもない代物。担当するハメになった、アル中でバツイチのコピーライター杉山のもとには、さらに別居中の娘まで転がりこんでくる。社の未来と父親としての意地を賭けて、杉山は走りだすが――。気持ちよく笑えて泣ける、痛快ユーモア小説。

やくざからイメージアップの広告を請け負った零細広告代理店で、バツイチの主人公が奮闘する物語。うーん、こんなもんかな…。終わり方(結末)がちょっと気に入らないけど。

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