上野日記

自分が主人公の小さな物語

誉田哲也の『ケモノの城』を読んだ

誉田哲也の『ケモノの城』を読んだ。2014年に文藝春秋より刊行された長編小説だ。確か新聞だったと思うが、文庫化の広告を見て読みたくなり、図書館に予約した。

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以下の概要は裏表紙より:

警察は、自ら身柄保護を求めてきた少女を保護した。少女には明らかに暴行を受けたあとがあった。その後、少女と同じマンションの部屋で暮らしていた女性を傷害容疑で逮捕するが、その女性にも、暴行を受けていたと思われる傷があった。やがて、少女が口を開く。お父さんは、殺されました―。単行本刊行時に大反響を呼んだ問題作がついに文庫化。読者の心をいやおうなく揺さぶる衝撃のミステリー。

2002年に北九州で発覚した連続監禁殺人事件がモデルになっているらしい。マンション内の一室での拷問や殺害、遺体の解体と処理内容が事細かに描かれており、読んでいて気持ちが悪くなるほどだ。こんな小説もあるんですね。びっくりした。



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