上野日記

自分が主人公の小さな物語

岩崎夏海の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』を読んだ

岩崎夏海の『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』を読んだ。2015年にダイヤモンド社より刊行された長編小説だ。5年前に読んだ通称『もしドラ』の続編にあたる。前作はドラッカーの『マネジメント』が教科書として使用されたが、今作は『イノベーションと企業家精神』という本が教科書として使用されている。

以下の概要はAmazonより:

私立浅川学園高校に通う岡野夢は、友人の真実に誘われて、野球部のマネージャーになることを決心します。夢と真実はドラッカーの経営書『イノベーションと企業家精神』を読みながら、競争しなくても勝てる、まったく新しい野球部をつくろうとします。ドラッカーの教えをもとに、マネージャーと選手たちが力を合わせてイノベーションを起こし、甲子園を目指す青春小説。

もしドラ』を読んだ女子高生が野球部のマネージャーとして頑張る話。参考にしたのはドラッカーの『イノベーションと企業家精神』だ。『もしドラ』に登場したマネージャーは教師になって赴任してくるとか、当時キャプテンだった選手が監督としてくるとか、休部状態だった野球部をゼロから作るとか、試行錯誤しながら自分たちで考えて頑張るってちょっと…とか思いながら読んだ。ま、こんなのもアリかな。前作に比べてストーリ性(話の展開)に物足りなさを感じてしまった。


© 2002-2024 Shuichi Ueno