上野日記

自分が主人公の小さな物語

池井戸潤の『下町ロケット2 ガウディ計画』を読んだ

池井戸潤の『下町ロケット2 ガウディ計画』を読んだ。2015年11月に小学館より刊行された長編小説だ。4年前に読んだ『下町ロケット』の続編にあたる。読んだのは発売された単行本ではなく、下記の写真からわかるように朝日新聞の連載だ。10月8日からTBSのテレビドラマ放送に合わせてなのか、10月3日から連載が始まった。


第1弾はロケットエンジンのバルブ作成がメインだったが、第2弾の「ガウディ計画」は人工心臓のバルブ作成の話だった。自分たちの信念と技術力を信じひたすら開発に挑む姿を実に素晴らしく描いている。第1弾ほどではなかったが、なかなか面白かった。ただ、新聞の連載は週2回のペースで進み、ちまちまと読んだせいか話の展開の緊迫感がそがれてしまったのは少し残念だ。

録画していたテレビドラマの後半もようやく観ることができた。佃と椎名の直接対決は演出が少しオーバーに作られていたように感じる。でも、まぁ面白かったかな。

ようやくスッキリできた。

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